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謹んで年始のご挨拶を申し上げます

2019年01月01日

田中優子総長

みなさま、あけましておめでとうございます。 

昨年、本学では多くのことが進捗しました。まず1月には、採択された私大研究ブランディング事業の拠点「江戸東京研究センター」が正式に発足しました。古代から現代まで、多摩その他の周辺地域から都心まで、広い範囲を研究対象としたセンターとして出発しました。朝日新聞社と共催した朝日教育会議「アバターforダイバーシティ」などの総長企画も市ヶ谷で開催され多くの来客がありましたが、今年は多摩キャンパスや小金井キャンパスでも、開催していきたいと思います。 

スーパーグローバルハイスクール(SGH)である法政大学女子高等学校が、性別を問わない「法政大学国際高等学校」となったことも、法政大学にとって大きな飛躍でした。主体的な学びを育んできた法政大学女子高等学校が、さらにその学びを国際的な方向に展開し始めています。 

建学以来の自由で公正な議論を大切にする本学の校風について、昨年ほど考えさせられたことはありません。5月16日には学問の自由を脅かしかねない風潮に対し、「自由で闊達な言論・表現空間を創造します」というメッセージを出しました。法政大学の建学は、江戸時代の藩校・私塾が鍛えていた議論の力と関係あることも、最近分かってきました。本学は学問の自由を明確に表明すべき大学です。 

この総長メッセージをいちはやく応援して下さったのは明治大学でした。その明治大学で7月から8月にかけ、三大学連携協力協定締結記念特別展示「ボアソナードとその教え子たち」が開催され、関西大学を含めた3大学の学長、総長によるテープカットがおこなわれました。この展覧会は今年の2月から、今度は本学で開催され、さらに6月からは関西大学で開催されます。大学は競争の時代から協力の時代に、舵を切っています。この1年半ほどのあいだに、国立大学、公立大学、私立大学のそれぞれの連合体と、経団連などの経済界、そして文科省より、大学の在り方についての提言が出されました。大学はそれほど大きな曲がり角にさしかかっています。本学ではいちはやく長期ビジョンHOSEI2030を策定し、昨年はその実現のための中期経営計画の実施に入りました。この変化の大きな時代にあっても、しっかりとした基盤の上に、さまざまな改革を積極的に進めています。

これからも法政大学に期待し、一緒に歩んで下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2019年元旦

法政大学総長
田中優子