さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」七月営業
―脱・産業革命社会―

2017年07月06日

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」七月営業

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」七月営業
‐脱・産業革命社会‐
小池康郎  えねるぎぃっ亭南駄老

 前回のえねるぎぃっ亭では、原発は現在の世界のエネルギー供給の、2%以下の貢献しかしていないことを見ました。これは客観的な事実であり、エネルギー問題を考えるとき直視すべきものです。
 人類は産業革命以来、外部からの人工的なエネルギーに、極度に頼って社会を築いてきました。産業革命は、その名が示すように、産業構造を大きく変えました。そしてその結果、大きく社会自身が変わりました。最初は石炭が使われ、次に石油と、二次エネルギーである電気が、社会を大きく変えました。石炭も石油も有限な資源であることは明らかです。しかし現代の人々は、次々とエネルギー源が見つかるという、ありえない楽観主義に陥っています。最初は石炭、そして次に石油、そして次は核。しかし核は石炭や石油のように大きな役割を持つことができなかったのです。
 現代社会は大量エネルギー消費社会です。それも集中できる化石燃料に頼った社会です。これは産業革命以来の伝統になっています。
 石炭の次は石油、その次は核という期待は成り立ちませんでした。そうすると化石燃料の後は、自然エネルギーに頼るしかないのです。ただ現代社会は化石燃料があると仮定して成り立っている社会であることを忘れてはいけません。
 自然エネルギーはほとんどが太陽に起源を持ちます。自然エネルギーは太陽からのエネルギーの流れとイメージするのが一番わかりやすいと、えねるぎぃっ亭では主張しています。それは大地を潤す流れであり、個々の機械に、ガンガン供給するものではないのです。
 産業革命以来、人類は飛躍的な社会の進展を遂げました。しかしその進展は永続しません。単純に化石燃料が有限であることから、それは明らかなのです。これからは、産業革命以来進展した社会を、その到達点を基本的に保ちながら、持続可能な社会に大きく変貌させていかなければなりません。大きな歴史の変わり目に我々人類は立たされているのです。産業革命の成果を保ちながら、産業革命が作り出した持続「不」可能な産業構造、社会構造を、持続可能なものに変えていかなければなりません。それは大都市集中をやめ、自動車強度依存を終焉させる、大きな社会的変動を伴います。中小規模の都市とその周りの豊かな自然、それらを結ぶ交通と情報のネットワーク。一言でいえば、脱・産業革命社会と言っていいでしょう。そのような社会を創造するにはエネルギーについての、基本的理解が必要なのです。
 今回は脱・産業革命社会をテーマとしてカフェを開きます。
 えねるぎぃっ亭は、常連の方も、初めての方も、基本的な話を理解していただけるよう、毎回工夫をしています。是非覗いてみてください。なるほどそうだったのかという合点と、これからも考えていきたいという期待を、参加された皆様方に持っていただけるよう、今回も店長である私・南駄老は試みてみたいと思っています。是非ご参加ください。

会場 

法政大学 市ヶ谷キャンパス
ボアソナードタワー9階サイエンスルーム

日時

2017年7月22日(土)14:30~

主催・お問い合わせ 

法政大学自然科学センター

TEL:03-3264-4142
E-mail:koike@hosei.ac.jp

 

自然科学センターでは、様々な催しを企画しています。興味のある方はふるって参加してください。