さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」六月営業
―役に立たなかった原発の意味―

2017年05月24日

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」六月営業

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」六月営業
‐役に立たなかった原発の意味‐
小池康郎  えねるぎぃっ亭南駄老

 役に立たなかった原発と聞いてあなたはどう思われるでしょうか?
 エネルギーに関する話題で、正しく理解すれば、皆がびっくりするようなものが、とてもたくさんあることを、えねるぎぃっ亭の活動を続けていく中で、私たちは数多く発見しました。原発は役に立っていないと解っている人がどれだけいるのでしょう。原発は世界のエネルギーに大きく貢献しているから、いやだけどやむを得ないのだ、そう思っている人が多いのではないでしょうか? でも役に立っていないのです。世界の最終エネルギー消費のうち、原発が供給する電力はわずか2%です。こんなに大問題を引き起こしているのに、2%しか貢献してないものを、役に立っていると評価できるでしょうか?
 産業革命以来、人は化石燃料を多用して社会を変えてきました。人は農山漁村を離れ都会に集中し、最初は蒸気で、次に石油で移動することを覚えました。最初産業革命は石炭を使用し、石炭にあった社会を、次に石油と電気を多量に消費し、大量の石油と電気にあった社会を築いてきました。現在世界の最終エネルギー消費のうち、40%が石油です。石油は善し悪しを別として、大変役に立っているのです。
 役に立たない原発をなぜ人々は始めたのでしょうか?化石燃料は有限な資源です。社会がそれに頼ることができる時代は当然限られています。だから化石燃料の次のエネルギー源を、人々は求めたのです。化石燃料が希少になれば、原発がその代わりを務めてくれる。そう人々は期待したのです。次世代のエネルギーとして期待されたのが原子力でした。それを理解することが必要です。そして原発は役に立たないことがわかった。つまり化石燃料の代わりはないとわかったのです。化石燃料が作った社会は化石燃料の終焉とともに、終焉する宿命にあるのです。原発は次世代のエネルギー源という幻想を生み出しましたが、それはエネルギー保存則によって否定される、全く意味のない幻想にすぎません。
 もう一度確認しましょう。産業革命以来、人々は化石燃料を多量に使って、産業と社会を変えてきました。化石燃料の大量消費を仮定した変化でした。化石燃料が利用できないならば、自然エネルギーを利用するしかない。そして自然エネルギーにはそれにあった産業と社会があるのです。そのような社会を構築しなければなりません。産業革命が変えたと同等の、あるいはそれ以上の、産業と社会の変化を、自然エネルギーは求めているのです。脱・産業革命社会、それをえねるぎぃっ亭は考えていきます。

 

会場 

法政大学 市ヶ谷キャンパス
ボアソナードタワー9階サイエンスルーム

日時

2017年6月10日(土)14:30~

主催・お問い合わせ 

法政大学自然科学センター

TEL:03-3264-4142
E-mail:koike@hosei.ac.jp

 

自然科学センターでは、様々な催しを企画しています。興味のある方はふるって参加してください。