さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」十二月営業 - エネルギーと東洋伝統文化‐

2015年11月27日

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」十二月営業

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」十二月営業 開店四周年記念
‐エネルギーと東洋伝統文化‐
常任店長 えねるぎぃっ亭 南駄老(小池康郎)


 えねるぎぃっ亭12月営業のお知らせです。
 あの大震災の年の12月、当サイエンスカフェは開店しました。今回は4周年記念でもあります。
 当カフェでは、エネルギー保存則をもとにして、エネルギー問題を考えるという姿勢を続けています。エネルギー保存則はエネルギーに関する大法則で、それなしでエネルギー問題を考えることは本来できません。当カフェではエネルギー保存則とエントロピー増大則の二つを、エネルギーの三性質として説明しています。その三性質とは①エネルギーは形を変える②形を変えてもその量は変わらない③最後は熱エネルギーになる。この三つです。
 このような性質を持つものとして、エネルギーはむしろ流れであると考えるほうが良いという説明も行っています。流れは東洋伝統文化で重要な役割を果たします。川の流れから人生を考える、川の流れに時代の流れを重ね合わせる。そのような例は枚挙にいとまがありません。したがって我々の日常の世界でも、流れという言葉は頻繁に出てきます。
 同じように川の流れに、エネルギーの流れを重ね合わせる。そのイメージを膨らませていけば、来るべき自然エネルギー社会は、むしろ東洋文化が土台となって発展していくのではないかと考えられます。将来化石燃料が不足するようになるとともに、明らかに近代が終わりますから。
 現代の東京は、このような発想から非常に遠いものがあります。多くの人がこの考えを鼻で笑うかもしれません。でもカフェに来店して、実際に一緒に考え、原理に立ち返って考えようとする方も、多くいらっしゃるのが励みです。今年カフェは大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所の協力で、大阪でも開くことができました。ひと月に一回のペースで、すでに6回開かせていただきました。それを機会に日本各地を見て回っていますが、これからのエネルギーを長期に渡って担うのは自然エネルギーであり、それは地域活性とともに行われるのだと、つくづく感じています。東京では10年先の事もわからないような時代の不透明感に対して、東京を離れると、日本が持つ千年以上続く文化の重みが感じられるのです。今の東京は戦後70年が作り上げたものであり、江戸時代を加えてもわずか400年の歴史です。
 大阪でも毎回のように来られる方も多くおられます。私の話は常に原則に立ち返りますので、繰り返す部分も多く、「あ、また同じ話」と笑う方もたまにおられますが、多くの方が時間が許す限り来てくださいます。繰り返し原理に立ち戻るというのは、理解の土台を確立するのに必要です。
 今回は大阪カフェの第六回と同じテーマにしたいと思います。大阪では大変好評でした。実は東京でも似た話は過去随所に取り入れてきました。したがってまた同じ話をという見方をする人もあるでしょうが、それは断片だけしか見ない人です。じっくり考える人には、新しい発見があるでしょう。何故なら私自身がこの四年間同じ原理で考え、カフェで皆様と対話しながら、新しい発見の連続だったのですから。それは考えを深め、新しく思いつき、思いつきを確信に固める作業でした。
 私と一緒に考えを深めてくださったご常連の皆様に心から感謝し、新しく参加してくださる方を歓迎しながら、四周年を、古くかつ新しいテーマで開かせていただこうと思っております。

会場 

法政大学 市ヶ谷キャンパス
ボアソナードタワー9階サイエンスルーム

日時

 2015年12月12日(土)14:30~

主催・お問い合わせ 

法政大学自然科学センター

TEL:03-3264-4142
E-mail:koike@hosei.ac.jp

自然科学センターでは、様々な催しを企画しています。興味のある方はふるって参加してください。