さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」五月営業‐持続社会のエネルギーとは-(5/25)

2014年04月28日

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」5月営業

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」五月営業
‐持続可能社会でのエネルギーの考え方‐
店長 えねるぎぃっ亭南駄老(エネルギィッティナンダロウ)


 安倍政権が原発再稼働に向けた動きを見せる中、原発事故をきっかけとして、持続社会を考える人も多くなりました。脱原発は持続社会へのステップであるととらえなければいけない。原発は必要であると考える一般の風潮に対して、持続するエネルギー消費社会をイメージし、そのイメージ実現に向け、社会を動かしていかなければなりません。

 田中優子新法政大学総長も、「持続可能社会の創造」が研究の上での最重要課題であると毎日新聞のインタビューで述べています。わが「えねるぎぃっ亭」は、その最重要課題にすでに取り組みを始めているわけです。持続可能社会の基盤たるエネルギーは何か? それは太陽エネルギーしかありません。「それでは太陽光発電なの」と、多くの人が思うかもしれません。それは違います。カフェの常連の方は、もうご存知ですが、太陽エネルギーの流れが、太陽の光、太陽の熱、風、波、生命体、その他もろもろの形をとって、地球を駆け巡り、最後は宇宙に帰っていく、地上のすべての動きにエネルギーが伴いますが、そのエネルギーの元をたどれば、ほとんどの場合太陽エネルギーに行きつきます(地熱、潮汐を除く)。太陽からのエネルギーの流れが、持続社会を支えるエネルギーです。産業革命以前はそうでした。産業革命時に化石燃料の大量消費が始まり、それがどんどん加速していきました。ですが化石燃料も核燃料も有限な資源エネルギーであり、そのうち使えなくなります。

 古事記の始まりに「それ、混元すでに凝りて、気象未だ現れず」とあります。地上のすべての動きを「気象」と捉えますと、太陽からのエネルギーによる地上の諸現象のイメージと良く合致する。太陽からのエネルギーが、森羅万象の動きを作り出す。自然をこのように捉えると、持続社会のエネルギーをイメージしやすくなります。日本古来の文化、あるいは東洋古来の文化を基盤として、持続社会のエネルギーの流れが、容易にイメージできるのです。ここに伝統的日本文化を核として、自然科学・人文科学・社会科学の共同作業として、一般の人を交えて、持続社会を構想する可能性が見えてきます。

 現代社会は主として西欧文化の土台の上に立ち、また化石燃料を多量に消費できるという前提で出来上がっています。化石燃料を単に「自然エネルギー」あるいは「再生可能エネルギー」に置き換えることでだけで、持続可能社会を創造することはできません。太陽のエネルギーの流れは、全人類が消費するエネルギーの流れの一万倍ほどあることは、簡単な計算でわかります。でもそれは地球全体に降り注ぐ量。原発のように一点集中で大量にエネルギーの流れを作り出すのとはわけが違います。「脱原発」は社会の在り方を変えなければ達成出来ません。脱原発は持続社会創造につながるのです。そのような持続社会へ向けてのエネルギーについて、当カフェは考え続けます。

会場 

 法政大学 市ヶ谷キャンパス
ボアソナードタワー9階サイエンスルーム

日時  2014年5月25日(日)14:30~
お問い合わせ 

 法政大学自然科学センター

TEL:03-3264-4142
E-mail:koike@hosei.ac.jp

自然科学センターでは、様々な催しを企画しています。興味のある方はふるって参加してください。