さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」十二月営業‐二周年記念‐(12/22)

2013年12月03日

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」十二月営業

さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」十二月営業
‐二周年記念‐
店長 法政大学自然科学センター 小池康郎

 原発事故から二年半以上が過ぎました。現地で事故の影響が長く尾を引いている中、東京はオリンピックの決定もあり、平常さを取り戻しているように見えます。あの年は節電が強く叫ばれました。多くの国民が事故の影響は大であったと感じたでしょう。

 2011年度のエネルギー供給および消費のデータが正式に発表されました。また2012年度のデータも速報として出てきました。どちらも資源エネルギー庁のデータであり、国の正式データです。簡単にダウンロードできるのですが、どれほどの人が見たでしょうか? エネルギーについてのニュースや番組が、そのデータを基に報道されているでしょうか?

 原発事故の後、多くの国民が否といった原発も、再稼働へと舵がきられているようなニュースが頻繁に流れるようになりました。感情的な反原発はそれだけで終わってしまいます。エネルギーの正しい理解なしで、節電や省エネが叫ばれました。その結果、日本のエネルギー消費構造は、事故後もほとんど変化ないのです。それも家庭では5%位の減少が見られましたが、マスコミや店舗が如何に自分たちはエコに貢献しているか宣伝しているにも関わらず、これらが所属する業務部門では、ほとんど影響がみられません。エネルギーに関して、情報操作によって国民は踊らされているのでしょうか?

 エネルギーを皆で考えようと開店した私どものサイエンスカフェも、12月で二周年を迎えます。エネルギーを考える為に、二つ大切なことがあると主張してきました。その二つとは(1)エネルギーの基本的性質の理解、(2)エネルギー消費の正しいデータの掌握です。この二つは実は簡単なことなのですが、習慣上あまり知られていません。この二つを基に考えれば、エネルギー政策の難しさと同時に、希望も見えてきます。原発からの電力は日本の最終エネルギー消費の6-7%だったこと、省エネが必要でまた可能な部門は、家庭よりも業務と運輸部門であること、特に鉄道利用で大きな省エネが達成できること、その他さまざまなことが、この二つを基に考察する中で見えてくると紹介してきました。

 今回はエネルギーに関する原発事故後のデータの紹介から始めます。事故の前後で何がどう変わったのか、また変わらなかったのか?それを皆で見てみましょう。原発や放射性物質についても、基本から考えましょう。安倍首相は「汚染水が完全にコントロールされている」と言いましたが、放射性物質をコントロールするとは何なのか? 恐らく首相本人も含めほとんどの人が理解していません。 エネルギーに関して「基本は常に簡単であり明確である。基本から理解しましょう。」という姿勢は、核問題についてもあてはまります。さいえんすかふぇ「えねるぎぃっ亭」はそれに取り組んでいきます。

会場 

 法政大学 市ヶ谷キャンパス
ボアソナードタワー9階サイエンスルーム

日時  2013年12月22日(日)14:30~
お問い合わせ 

 法政大学自然科学センター

TEL:03-3264-4142
E-mail:koike@hosei.ac.jp

自然科学センターでは、様々な催しを企画しています。興味のある方はふるって参加してください。