ボランティアセンター

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2011.09.15

【全キャンパス】夕張まちづくりボランティアを実施しました

初日は夕張の勉強会やグループワークを行いました
初日は夕張の勉強会やグループワークを行いました

小学生となわとびを一緒に作り、飛び方も教えました
小学生となわとびを一緒に作り、飛び方も教えました

背丈以上の高さの草を刈っていきます
背丈以上の高さの草を刈っていきます

土を掘り返し、「ズリ」を敷き詰めて道を完成させました
土を掘り返し、「ズリ」を敷き詰めて道を完成させました

ボランティアセンターでは、学生36名・教職員7名の計43名で、9月12日〜15日まで「夕張まちづくりボランティア」を実施しました。

初日は全員で夕張市内を見学し、2日目と3日目の午前は、ゆうばり小学校の4年生と5年生を対象に「なわとび」の出張授業を、午後は炭鉱坑口周辺の草刈を中心に行いました。最終日は、炭鉱坑口の道の舗装や石炭博物館の見学等を行いました。

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以下は、参加学生の感想です。

私は、なぜこのボランティアツアーに参加したかというと、数年前に財政破綻をしたという街を、実際にこの目で確かめてみたかったからです。最近、メディアに取り上げられることも少なくなった夕張市ですが、市民は今でも苦しい生活を強いられているはずです。その現状を把握した上、少しでも住民の方々の役に立てば良いと思い北海道に足を運びました。

初日は夕張市内の見学でしたが、バスに乗っているだけでも、十分に夕張の栄枯盛衰を感じることができました。今にも崩れそうな公営住宅、ボロボロなテニスコート、草だらけで内野がない野球場・・・。財政再建団体の夕張市に解体費・整備費などあるはずもなく放置されています。廃校になった小学校・中学校も散見できました。見学した老人福祉会館には大浴場がありましたが、その湯船には岩が敷き詰められており、当時の繁栄の象徴のように見えました。

2日目と3日目の午前中は、夕張市のたったひとつの小学校「ゆうばり小学校」にお邪魔させていただき、生徒といっしょになわとびを作ってとび方を教える、というボランティアをしました。なわとびを自分で作ることで、買ってきたなわとびよりも愛着が沸いてきます。そして生徒と一緒になわとびをやりました。想像していたよりも生徒はなわとびに夢中で、コーチにも熱が入りました。私が生徒に教えるだけでなく、生徒からも私にいろいろとアドバイスしてくれて、お互いに技を向上させる事が出来ました。

また、2日目と3日目の午後と最終日4日目の午前は、元炭鉱坑口を整備するボランティアもしました。草を刈り土を平らにした上、ズリ(石炭を掘り出したときに出てくるカス)を敷き詰めて道を作り、坑口がはっきり見えるようにしました。草刈りは大雑把に刈る人、細かく刈る人、切った草を運ぶ人に分かれて協力して行ったので広範囲に手掛けることができました。しかし、道を作るために土を掘り起こしてズリを敷き詰める作業はかなり重労働で、必要最低限しか終わらせることができませんでした。それでも、観光客の写真を取るスポットを1カ所増やせたと思うと、うれしくてたまりませんでした

2日目の懇親会では、なんと法政大学OBの鈴木夕張市長にお越しいただきました。なぜ市長になったのかお聞きしたところ「若いうちから貴重な経験ができるからだ」とおっしゃっていました。そして「日本の20年後の市町村を体現しているような夕張市をなんとか再建し、どん底から蘇った市町村の前例となりたい」とおっしゃっていました。30歳という若さで日本一財政が困窮している市の首長に立候補し、夕張市を変えようとする鈴木さんの意思の強さに感服しました。

今回ボランティアを参加するにあたっていっしょに活動した法政大学の仲間、企画から運営まで携わった教職員の方々、そして現地で活動をサポートしていただいた夕張市民のみなさま、本当にありがとうございました。貴重な経験を積むことができました。そして、夕張市の1日でも早い再建を願っています。(経済学部4年 熊倉 淳)