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【市ヶ谷】<キリン福祉財団助成事業>チーム・オレンジ企画 ~東北被災地支援ボランティアツアーを実施しました(8/19~8/23、8/22~8/26)

2019年09月26日

8月19日(月)~8月23日(金)、8月22日(木)~8月26日(月)、法政大学ボランティアセンターでは、岩手県遠野市を拠点にし、陸前高田市、大槌町で通算38~41次となる<キリン福祉財団助成事業>「東北被災地ボランティアツアー」を実施し、総勢40名の学生が参加しました。

 NPO法人遠野山・里・暮らしネットワークの協力により法政大学ボランティアセンター、私たち学生スタッフ「チーム・オレンジ」が企画し、震災直後から、これまで8年間、毎年40名前後の学生が岩手県遠野市を拠点とした東北被災地ボランティアを行っています。


学生が自ら現地に赴くことで、メディアからは伝えられない被災地の現状や課題を知り、住民の声や経験を聞くことで、防災意識を高めることができます。また、地方自治体が抱える低所得化や少子高齢化、住民減少などの社会問題を直に学ぶことで、復興支援の在り方や地方自治体の活性化について考える機会を得ることができます。

今年度の本プログラムにおけるキーワードは「変化」でした。震災から8年経ち、東日本大震災の記憶を持つ学生も減りつつある現在、これまで通りのボランティア活動ではいけないと、様々な試みを行いました。具体的には、学生の被災地ボランティアのニーズを知るために、チーム・オレンジ内でアンケートを行ったり、事前説明会で自然地理、自然災害学の先生をお呼びし、地震について学びなおしたり、学生が被災地に行くことの意義をきちんと説明するなどです。現地活動においても様々な試みをしました。公営住宅でコミュニケーションをしながらのハーバリウム作りをしたり、軽作業を一日行ったり、訪れる地域をあえて限定させるなどです。


本プログラムは、ボランティアセンター学生スタッフのチーム・オレンジが中心となって、参加者のためにボランティアの内容や活動意義について説明する事前説明会を実施し、帰着後には、このプログラムにおける成果や感想を発表する報告会を実施しました。
また、法政大学の被災地支援の取り組みをまとめた手書きが特徴の「チーオレ新聞」を作成し、ボランティア先で配布し、現地NPO法人とミーティングを重ね活動内容を検討するなどして、大学の被災地支援の取り組みの活性化に大きく貢献いたしました。

 チーム・オレンジ企画学生スタッフ 法学部政治学科 3年 白川直樹


<企画学生の感想>

8月末、私は岩手県遠野市でのボランティアに参加させていただきました。
1日目は震災学習と公営住宅の住民の方々との交流会、2日目は公営住宅と施設の周辺の草取り、3日目はNPO法人吉里吉里国での薪割りと、現地での活動は想像以上にあっという間でした。震災から8年が経過し、被災地が求めるニーズは着々と変化しつつあります。そのような中で私たちができることは、震災を忘れないこと、そして現地で学んだことを東京に持ち帰り周りの人に伝えることです。震災を過去のものと風化させず、いつか起こると言われている首都直下型地震や南海トラフに備えること。これからの時代を担っていく私たち学生にしかできないことがまだまだあると思います。今回のボランティア活動を通して、個人としても遠野プロジェクトとしても課題がたくさん見つかったのでそれを無駄にすることなく活かし、来年以降もより良い活動にしていきます。

最後に現地でお世話になった語り部の方や住民の方々、山里ネットのスタッフの皆様、助成金の援助をいただいたキリン財団様、法政大学の教職員の方々など、遠野プロジェクトに関わってくださった全ての方に心から感謝を申し上げます。 

法学部 法律学科 2年 内田 彩音

 

この遠野ボランティアには2度目の参加でした。去年初めて参加し、とても良い経験ができたため、今年も参加することを決めました。今年は去年とは違い、3日間すべて大槌町で活動させていただきました。3日間同じ町に居たため、1日目に出会った住民の方とまた別の場所で偶然出会ったり、2日間同じ方と活動したりすることが出来ました。このことでより一層地域の方とのつながりを実感し、とても有意義なものになりました。3日間の中で最も印象に残ったのが木こりである芳賀さんの震災講話です。芳賀さんは震災当時のことをご自分の思いを込めて話してくださいました。事実として知ったつもりになっていましたが、被災された方々は自分の想像をはるかに超える出来事を経験したのだと改めて思いました。


3日間、たくさんの方に「ありがとう」と言っていただき、地域の方の笑顔に元気をもらいました。ボランティアでは、こちらが何か力になるつもりでいますが、逆に勉強になったり元気や勇気をもらったりすることが多く、「不思議なものだな」と思いました。それと同時にボランティアは敷居が高いと思っている人に、このような素晴らしい経験をしてもらいたいです。                       

文学部 英文学科 2年 中辻 佳菜

<参加学生の感想>

行ってみて本当によかったとおもいました。行ってみないと得られない知識があったし、人々の様子は実際に見てみないとわからないと、とても実感しました。私の被災地の記憶は津波が押し寄せて家や施設ががれきとなって流れているという衝撃的な映像で止まっていました。でも、今回行ってみて、町にはショッピングモールがあったり、思っていたより住宅が立ち並んでいたりと現状は大きく異なり驚きました。また、被災地に必要なことはコミュニティ支援なのだと気づかされました。 

  キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 2年 柏木 玲美


遠野市から陸前高田市に移動する際、あたりが何もないところに出た景色が印象的でした。語り部の釘子さんのお話で、盛り土が終わるまで企業や商業施設が来れないということを聞き、それまで若者などが働き口を求め都市部へ流出が続いていくのだと思いました。

しかし「みんなが集まる」ところができればそれが復興なんだという言葉を聞いた際には、すごく前向きな姿勢に驚きました。また自分も頑張らなくてはと思いました。

法学部 法律学科 4年 高田 輝

                             

             

遠野防災センターで震災時のお話を聞く(38、39次隊)

吉里吉里国での薪割体験の様子(40、41次隊)

公営住宅での集合写真(40、41次隊)

公営住宅でお年寄りとコミュニケーションを取りながらのボッチャ(38、39次隊)

大槌町での震災講話(40、41次隊)

ネギ畑でのボランティア(38、39次隊)