実施報告(2019年度以前)

【全キャンパス】宮城県被災地ボランティア~気仙沼でつながらNIGHT~を実施しました(8/13-15)

  • 2016年09月01日
実施報告(2019年度以前)

昨年に引き続き、宮城県気仙沼市にてボランティアツアーを行いました。学生スタッフのチーム「気仙沼つながら騎士」が企画、今回は「住友商事東日本再生ユースチャレンジ・プログラム」助成いただき実施いたしました。

学生15人(男性7、女性8)が参加。申し込み開始とともに定員に達する事態となり、学生たちの被災地への関心の高さがうかがい知れました。

昨年同様「第5回大谷海岸花火まつり」の支援をメインに,市内本吉町大勢の住民の方、歌手のしらいみちよさん、全国のボランティアと連携しました。また、慰霊や震災展示見学、語り部さんによるレクチャー、仮設住宅の訪問などを通じて復興の実情を学習しました。

8/13(土)、午前7時30分過ぎ、東京駅から新幹線で出発し、仙台駅を経由し小牛田駅、前谷地で柳津駅BRTバスに乗り継いで現地大谷海岸に到着。学生たちは、同駅に設置された献花台へ向かい、震災にて亡くなられた方々に哀悼の意を示しました。次に、徒歩で宿泊地「はまなす海洋館」に。到着後は、2チームに分かれてプログラムを展開、。初めての参加者は震災復興語り部さんより震災当時、直後、現在そして未来にへの想いについてお話いただきました。昨年も参加している学生は、大谷地区伝統の塩作り体験を行いました。

その後は、2チームが合流し、徒歩で大谷小学校脇の殉職された警察官のお地蔵さんに合掌、仮設住宅を訪問し、
「第5回大谷海岸花火まつり」をPRしました。

8/14(日)、大谷海岸駅に併設された資料館を見学し、希望者はリアス・アーク美術館にて震災資料、展示見学に向かいました。午後からは、全員で「第5回大谷海岸花火まつり」の準備。野外コンサート、本部席(案内、迷子等)等の設営。夕方からは祭りがスタート、来場者の会場整理と案内、ステージの進行補助に分れて活動。交替で休憩を取り、地域からの差し入れをいただきました。午後8時すぎ打ち上げ花火が終わり、片付け作業に。午後10時、無事片づけが完了して、地域の実行委員の方と振り返りを行い、宿舎に戻りました。


8/15(月)、午前5時から約1時間、花火打ち上げ会場周辺の清掃活動を行い、朝食後はジャンボタクシーを利用して気仙沼地区を巡るスタディツアーを行いました。気仙沼向洋高校跡、杉の下慰霊碑、南気仙沼地区(復興住宅、嵩上げ工事の様子)、文化財男山本店、安波山頂付近で市内を一望しました。

見学地の最後は気仙沼市役所を訪問。

震災復興・企画部で約1時間、気仙沼市震災復興・企画課課長小野寺憲一様より「復興の状況」「気仙沼市の挑戦~地方創生~」「人を中心としたまちづくり」のテーマでレクチャーしていただきました。

最初に復興計画の理念や復興の現状(住宅再建など5年間のまちづくりの取組や当時階上中学校3年梶原君の進路等)を伺い、加えて「社会課題の解決なくして真の復興なし」との思いを持って行われてきた、人口減少への対応やしごとづくりの取組等が紹介。続いて、「地方にある世界の港町」として自然と共生した生活を保ちながら産業のグローバル展開や、未来のまちづくりに向けた「経営未来塾」「ぬま塾、ぬま大学」「シニア向けコミュニティ大学や女性向けウーマンズカレッジ」等の人材育成を中心とした地方創生プロジェクトについて説明を受けました。参加者は、気仙沼市のワクワクしたロマンを肌で感じていたようでした。

この後、一行は大船渡線に乗車、一ノ関駅より新幹線で無事、東京に戻りました。
前回同様、ハードな日程でしたが、学生たちは初代先輩が築いた多彩な人脈をしっかり引き継いでいました。

参加者のみなさん、お疲れ様でした。
気仙沼市本吉町のみなさん、気仙沼市役所のみなさん、3日間大変お世話になりました。ご協力に感謝申し上げます。

1

大谷海岸駅献花台

2

伝統の塩作り体験

3

震災復興語り部さんよりお話を伺う

4

第5回大谷海岸花火まつり

5

海岸清掃

6

市役所訪問