実施報告(2019年度以前)

【市ヶ谷】ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジが「避難所体験」を実施しました(7/3)

  • 2016年07月22日
実施報告(2019年度以前)

ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジが、7月3日(日)に避難所体験を

実施し、41名の学生が参加しました。

日本における大震災は、東日本大震災、熊本地震と相次いでおり、東京を中心とした首都直下地震は高確率で起こると予想されています。そこで、防災・減災に興味を抱き、被災時の避難所生活に不安を抱いている学生が多数いると考え、本企画を実施しました。

災害発生後、避難所に避難し、そこで生活するまでの流れを疑似体験するために搬送法体験、避難所受付体験、非常食試食、防災クイズ、クロスロード、避難所運営ゲームを行いました。

搬送法体験においては実際の被災時に負傷者等を搬送することを想定し、各自の荷物を持参した状態で実施しました。避難所受付体験や避難所運営ゲームにおいては避難所の運営側の立場になり、運営の難しさを肌で感じてもらう企画としてカードを用いて、各班に別れ、班員と議論を交わして頂きました。非常食試食においては人数分の非常食を1ヶ所にまとめて設置し、参加者自らが非常食を分配して確保するという形態をとり、どのように分配すれば公平で適切かを考えてもらいました。防災クイズやクロスロードでは避難所に関連する防災知識の養成を目的とし、楽しみながら体験してもらうことが出来ました。
全ての企画において、座学形式ではなく体験型のプログラムであったため、積極的に学ぶことができ、避難所運営の難しさや、避難所運営のノウハウを身に着けることが出来たようです。

・企画学生の感想

参加者のアンケートには全てのプログラムが体験型であり、楽しみながら知識を養うことができたという意見が多数あり、全6時間の長丁場の企画であったにもかかわらず時の流れが速く感じられたなどの意見も頂くことができました。また、自らの防災に対する知識不足が明らかになったとの意見も多数寄せられ、企画目的であった防災意識の向上にもつながったようです。
改善点としては時間の関係で避難所運営ゲームを途中で切り上げなければならなかったことから次回開催するに場合は、スケジュールの見直しを図りたいです。
チーム・オレンジでは参加学生の防災意識の向上だけでなく、防災啓発の継続も視野に入れていることから、今後は本企画を発展させた防災企画の開催を検討していきます。

チーム・オレンジ学生スタッフ 法学部 政治学科 2年生 新堀 剛志



    

搬送法体験

 

避難所受付体験

 

非常食試食

 

防災クイズ

 

避難時の対応について議論

 

避難所運営ゲーム