JOC日本オリンピック委員会と言えば、日本の競技スポーツの総本山とでも言うべき団体。プロであろうとアマチュアであろうと、国内の大きな競技団体を網羅しているのだから、その情報流通量はきわめて膨大なものがある。
そのJOCで理事を務め、長らく報道の現場でも活躍をされていた藤原庸介氏が、SSIのスポーツ文化論の講義を受け持たれたのは11月22日(木)。ロンドン五輪日本選手団のJOCサイドの広報担当者として、内外のメディアの取材要請を巧みにさばいて、史上最多のメダル数を獲得した日本選手団の人気上昇に一役買ったのは、知る人ぞ知るところ。
北京五輪では、北京五輪組織委員会側のメディアリレーションのヘッドとして、またジャーナリスト時代には長い欧州滞在の経験を生かして、世界中に知己を持つ藤原氏の話に、受講生はしばし世界のスポーツシーンを思い描きながらワールドスポーツの今に耳を傾けるひと時となった。
「スポーツ文化論」担当
スポーツ健康学部教授
山本 浩
