NATABOC認定アスレティックトレーナー、島田恵太さんの講演会を行いました

5月18日（水）、一時帰国中だったボイシ州立大学（Boise State University: BSU）専任アスレティックトレーナーの島田恵太氏に講演して頂きました。本講演はコースの垣根を超えて山本ゼミ（スポーツビジネスコース）と泉ゼミ（ヘルスデザインコース）合同で実施し、スポーツ健康学部の学生達に公開で実施しました。島田氏は日本の高校を卒業後渡米してから、米国アスレティックトレーナー協会認定のアスレティックトレーナー（NATABOC-ATC）となり、その後BSUにてGraduate Assistantを経て現在に至るまでBSU専任のATCとして活躍されています。今回はATCになるための話でなく、ATCからみた米国の大学スポーツビジネスの実際について、具体的な事例をふんだんに入れて話して頂きました。米国では大学スポーツは一大ビジネスです。10万越えのフットボールスタジアムを持つ大学も決して少なくなく、アメリカンフットボールのヘッドコーチの年収は円換算でも軽く億を超えています。大学スポーツでも人気のスポーツはすべてテレビ中継され、その契約額も複数年契約で一兆円を超える額の契約だそうです。その反面、陰の部分として、学生はアマチュアであるため年俸がもらえないために起こっている金銭問題やドーピングの問題なども語っていただきました。

聴講した学生達からも具体的な質問が多くあり、漠然としていた米国の大学スポーツの現状の光の部分と陰の部分の両方を語っていただいたことで、より具体的な理解につながったのではないかと思います。