トピックス(2019年度以前)

「東京ビデオフェスティバル2017」で社会学部生の林原あずささんに筑紫哲也賞、ほか3名も受賞

  • 2017年02月13日
トピックス(2019年度以前)

 市民がつくる優れた映像作品を表彰する「東京ビデオフェスティバル2017」で、法政大学社会学部の水島ゼミの授業内で制作したドキュメンタリー4作品が受賞しました。
 社会学科3年の林原あずささんには、元新聞記者でテレビキャスターだった故・筑紫哲也さんのご遺族により選出される「筑紫哲也賞」が贈られました。
 林原さんの作品は「ケガと弁当自分持ち!~生き物をつなぐコミュニティガーデン~」。生ゴミを有効活用して無農薬・無化学肥料による循環型の都市型農業を目指すコミュニティガーデンに集う人々を描いたものです。この作品を視聴した故・筑紫さんのご遺族からは「身近で実現可能なインスピレーションを、与えてくれる」「『ケガと弁当、自分持ち!』なるほどね!見終わって、筑紫もそんな納得の表情を浮かべそうな作品でした」という作品評が寄せられました。
 他の3作品は「TVF2017アワード」に選ばれました。メディア社会学科3年の梨元萌衣さんの「美しき過疎」、同3年の春名美咲さんの「8年前を歩く」、同3年の仲澤大夢さんの「島民の本音」で、いずれも水島ゼミの授業で制作した作品です。
 梨元さんの「美しき過疎」は消滅の危機が叫ばれる長野県の限界集落に生きる人々の生活を描きました。春名さんの「8年前を歩く」は、中学時代に受けた同級生による過酷ないじめの末に転校せざるを得なかった実体験を当時の教師や同級生らを訪ね歩いて向き合うセルフドキュメンタリー。仲澤さんの「島民の本音」は、北方領土の島民3世の作者が風化しつつある「北方領土返還運動」をめぐる本音を取材した作品です。
 このコンクールには社会学部から一昨年1名、昨年2名が入賞していますが、一挙4名の入賞は全国の大学でも前例がなく、かつてない快挙と言えます。

 これらの作品は「市民がつくるTVF」のホームページで視聴することができます。

筑紫哲也賞に選ばれて挨拶する林原あずささん

筑紫哲也賞に選ばれて挨拶する林原あずささん

TVF2017アワードの表彰状を受け取る梨元萌衣さん

TVF2017アワードの表彰状を受け取る梨元萌衣さん

TVF2017アワードの表彰状を受け取る春名美咲さん

TVF2017アワードの表彰状を受け取る春名美咲さん

TVF2017アワードの表彰状を受け取る仲澤大夢さん

TVF2017アワードの表彰状を受け取る仲澤大夢さん