2011年度

五感で感じる学び

フィールドスタディ(現地学習)は、キャンパスを出て現地に身を置き、私たちが置かれている社会環境や自然環境を肌で感じ、さまざまな体験を通して自らの問題意識を高めようという目的で設けられている科目です。自然保護、まちづくり、農業、地域福祉、文化、国際協力、エネルギーなど多様なコースを実施しています。五感を駆使して学ぶ経験は、将来にわたり皆さんにとって有意義なものとなるでしょう。

コースリスト(2011年度は以下のコースで行いました)

テーマ実施場所 
  • 環境と文化の都市・飯田のまちづくり
長野県飯田市、妻籠ほか 
  •  地域において障害者とともに過ごす
埼玉県三郷市 
  •  多摩川138㎞!源流から河口までをたどる
山梨県小菅村、日野市、川崎市 
  •  富士・伊豆の自然と陸水環境
富士山周辺・伊豆半島 
  •  酸性河川の水質改善と浅間火山活動の歴史
草津、嬬恋村、浅間山
  •  ブナの森から農業と農村を考える
新潟県上越市吉川区 
  •  科学博物館で学ぶ
国立科学博物館(東京)他 
  •  再生可能エネルギー・自然保護と地域社会の再生
青森県鰺ヶ沢町、五所川原市
  •  環境修学旅行
福岡県北九州市 
  •  科学技術と環境
東京都内 
  •  持続的価値経営を学ぶ
東京港区、石川県金沢市 
  •  日本版CSRの源流を訪ねる
静岡県掛川市・浜松市 
  •  震災ボランティア・特別フィールドスタディin石巻
宮城県石巻市 
  •  中国黄河流域の砂漠で地球環境問題を学ぶ
中国 
  •  途上国の人々の暮らしと国際協力の現場を五感で知ろう
 カンボジア
  •  津軽鉄道が結ぶまちづくり
 青森県五所川原市、つがる市
  •  ドイツにおけるまちづくりと環境
    -住民参加、エネルギー、医療-
ドイツ 

№1 中国黄河流域の砂漠で地球環境問題を学ぶ(石神 隆)

中国FS(石神 隆)

砂漠でラクダに乗る(響沙湾沙漠にて)

中国黄河流域・黄土高原の砂漠化問題、人口食糧問題、農村生活環境などを現地で身をもって考えるとともに、緑化関連作業を通じて、僅かですが実際に地球環境のために貢献します。
また、地方の都市と首都・北京を訪れ、中国の歴史文化、都市環境問題などを体験的に学習します。

№2 途上国の人々の暮らしと国際協力の現場を五感で知ろう(武貞 稔彦)

カンボジアFS(武貞 稔彦)

シェムリアップ近郊の農家訪問

開発途上国と呼ばれる国の人々やその暮らしについて、五感を使って知るためにカンボジアを訪問し、「開発途上国=貧困=可哀想だから援助」という単純なとらえ方ではなく、現実に日々の営みを送る人々を、自分たちと同じ人間として見つめ交流をはかります。

№3 ブナの森から農業と農村を考える(田中 勉)

吉川FS(田中 勉)

農業用水利用の権利関係を学ぶ

新潟県上越市吉川区で今日の農業と農村の問題を考えます。ブナの森から流れる水を利用した稲作が盛んな吉川区は過疎化と高齢化が進行する農村地帯です。自然を利用する農業、そこに作られる社会としての農村について行政や農家の方から直接に話を聞くことで多くのことが学べます。美しい自然にふれ、そこに生きる人々に出合い、あなたの視野を広げてみましょう。

№4 ドイツにおけるまちづくりと環境-住民参加、エネルギー、医療-(辻 英史)

ドイツFS(辻 英史)

ブレーメン大聖堂の前で

環境先進国として知られるドイツ。このフィールドスタディでは、現在ドイツで行われている様々な先進的プロジェクトの現場を見学し、その最前線で働く人たちと交流します。
2011年度はブレーメン市とベルリン市を訪問し、都市再開発プロジェクト、歴史的建造物の再生、スマートグリッド実証実験、代替補完医療などについて学びました。

№5 日本版CSRの源流を訪ねる(長谷川 直哉)

静岡FS(長谷川 直哉)

静脈産業をテーマに金沢の自動車リサイクル企業を訪問

企業経営の現在と過去を体感することでCSRの本質に迫ります。「サステイナブル経営の今」では「企業が成長するほど社会や環境が良くなる」という経営理念を実践する静脈産業に視点を当てます。一方、「CSRの源流を訪ねる」では、静岡で誕生したトヨタ自動車、ホンダ技研、スズキ、ヤマハなどの経営に影響を与えた報徳思想について学びます。

№6 環境修学旅行(藤倉 良)

福岡FS(藤倉 良)

新日本製鐡八幡製鐡所を熱延コイル製造工程を見学

北九州市は1960年代に直面した激しい公害を克服した経験を踏まえて、「環境首都」を宣言し、アジア地域の環境改善と低炭素化に貢献しています。さらに「環境修学旅行」を受け入れて、市内の取り組みを国内の奨学生から大学生に紹介する環境教育をスタートさせました。
本フィールドスタディでは、実際に環境修学旅行を体験してみます。

№7 再生可能エネルギー・自然保護と地域社会の再生(西城戸 誠)

青森FS(西城戸 誠)

リンゴ農家における農作業体験(青森県鰺ヶ沢町)

青森県鰺ヶ沢町を訪れ、市民風車、リンゴの剪定枝を用いたバイオマスの生産拠点、白神山地、町おこしの地域活動などを訪問し、再生可能エネルギーと自然保護と地域社会の再生の連関を学びます。

№8 津軽鉄道が結ぶまちづくり(西城戸 誠)

青森FS(西城戸 誠)

津軽鉄道「ストーブ列車」に乗る(青森県五所川原市)

青森県五所川原市・中泊町を訪問し、津軽鉄道沿線の観光資源、地域活動を「点」から「線」に変える着地型観光の可能性について考えます。