トピックス(2019年度以前)

地域×クラウドファンディング~人間環境学部OBのソーシャルビジネスへの挑戦~

  • 2019年01月10日
トピックス(2019年度以前)
対談する齋藤隆太さん

対談する齋藤隆太さん

 2018年11月26日、地域づくりを支援するクラウドファンディングであるFAAVOを運営する株式会社CAMPFIREで、ローカル事業部責任者を務める齋藤隆太さん(本学部OB)が、「地域形成論」のゲストスピーカーとして登壇されました。

 

対談風景。左から、小島教授、齋藤さん、渡邊学部長、人間環境学部2年生の小川さん、3年生の東出さん

対談風景。左から、小島教授、齋藤さん、渡邊学部長、人間環境学部2年生の小川さん、3年生の東出さん

また、講義に先立ち、齋藤さんと、渡邊学部長、「地域形成論」を担当する小島教授、本学部学生の東出さん(3年生)、小川さん(2年生)の懇談が行われました。
 齋藤さんは、2007年卒業の34歳、学生時代、石神名誉教授のゼミに在籍していた頃から地域の問題に関心があり、卒業後、大手企業を経てベンチャー企業を起業し、クラウドファンディングによるソーシャルビジネスへの挑戦を始めました。当初は東京でビジネスを展開していましたが、地方にいてこそ、このビジネスのリアリティを追求できるはずと考えて、出身地の宮崎に戻り、月に2回程度、東京と往復しながら、全国でFAAVOのフランチャイズ・ビジネスを展開しています。

齋藤さんと記念撮影

齋藤さんと記念撮影


 さらに現在、多くの課題が指摘されている「ふるさと納税」を本来の目的に沿うように改革するために、クラウドファンディングを活用する手法にも取り組んでいます。
 当日の懇談では、齋藤さんのローカルなソーシャルビジネスへの志と、本学部の長期構想(人間環境学部2030)にも掲げられている持続可能な社会の構築への貢献という理念がまさに一致していることをお互いに確認し合い、教育×クラウドファンディングの可能性にも話が広がっていきました。
 また、地域に根ざしながら社会変革をめざすビジネスに取り組む齋藤さんの姿から、本学部OBOGのキャリア・モデルとして、懇談に参加した2人の学生や「地域形成論」の受講者のみなさんは多くの示唆を得たようです。

学部科目「地域形成論」で講演する齋藤さん。

学部科目「地域形成論」で講演する齋藤さん。

すでに5000人を超える卒業生を輩出し20周年を迎えた人間環境学部は、これからもOBOGのみなさんの持続可能な社会への挑戦に注目しながら、このような機会を通してつながっていきたいと考えています。

齋藤隆太さんからのメッセージ
https://youtu.be/uWUpCZNzbpM