トピックス(2019年度以前)

人間環境学部 長谷川ゼミが「第18回日経STOCKリーグ」で全チーム入選 -2011年初挑戦以来、7年連続入選-

  • 2018年03月31日
トピックス(2019年度以前)

 人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミの学生4チームが「第18回日経STOCKリーグ」(主催:日本経済新聞社、特別協賛:野村グループ、後援:文部科学省、金融庁他)で、昨年に引き続き全チーム入選を果しました。今回の大学部門入選率は5.15%(入選34チーム/参加660チーム)でした。長谷川ゼミはゼミ創設以来7年連続の入選です。(過去の入賞暦:2013年度最優秀賞・金融大臣賞、2014年度審査員特別賞、2015年度大学部門敢闘賞)
 今年度は、国内企業および外資企業での豊富な勤務経験をお持ちであるSCOPE(Sustainability Co-creation Programme)担当の竹原正篤准教授のサポートを頂きまして、例年になく質の高いレポートを完成させることができました。
 入選した4チームを紹介します。
  

チーム「DISTANCE」(左から伊東さん、松浦さん、戸田さん、犬塚さん)

チーム「DISTANCE」(左から伊東さん、松浦さん、戸田さん、犬塚さん)

チーム「DISTANCE」(戸田創太郎・3年・リーダー、松浦龍之介・3年、伊東萌花・2年、犬塚万理菜・2年)は、「VUCA(ブーカ)」※と呼ばれる現代社会では、日々目まぐるしいスピードで社会・経済・環境など企業を取り巻くビジネス環境が変化しています。私たちのチームは、「LINKAGE INNOVATION 」というテーマを掲げ、このような大きな変化に適応する為には企業が単独でチャレンジするのではなく、外部組織とのLINKAGE(関係性)を構築することでスピーディなイノベーションを創出していくことが生き残りのカギとなると考えました」とテーマの選定理由を話しています。
※VUCAとは、VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字から取った言葉で、現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。

チーム「あやかの生産性向上委員会」(左から杉澤さん、保科さん、中村さん、山口さん)

チーム「あやかの生産性向上委員会」(左から杉澤さん、保科さん、中村さん、山口さん)

 チーム「あやかの生産性向上委員会」(保科文香さん・3年・リーダー、杉澤佑基さん・3年、中村浩彰さん・2年、山口実帆さん・2年)でリーダーを務めた保科さんは、「4人全員が心を開き合い、とても良いチームワークを築くことができたので、約9か月間折れずに頑張ることができたと思います。私達が掲げた「『生産性革命』-創造性なき勤勉性から創造性を富む働き方への変革-」というテーマは、企業での勤務経験のない私たち学生にとって、非常に難題だったと感じます。その為、企業の方や勤務経験のある教授との対話を重ねていく事で、論文にリアリティを出そうと奮闘しました。一方、企業で働くことは、近い将来メンバー4人が全員体感する世界です。自分たちが社会に出て、このテーマを体現できる人材になれればと思います」と思いを語っています。

 

チーム「タヌキうどんキツネそば」(左から三輪さん、鹿島さん、長島さん、中島さん)

チーム「タヌキうどんキツネそば」(左から三輪さん、鹿島さん、長島さん、中島さん)

 チーム「タヌキうどんキツネそば」(鹿島健太・3年・リーダー、三輪大貴・3年、中島瑠璃・2年、長島美結・2年)は、「SNS時代の企業ブランディング-他人推奨で広がる共感の輪-」をテーマに選定して取り組みました。リーダーの鹿島さんは、「企業ブランドは、企業の価値観に対する消費者からの共感・信頼の証です。技術が成熟し、製品レベルでの差別化が困難となった現代社会において、企業は自社の価値観をいかに消費者と共有できるかが課題となるでしょう。今回、私たちは「SNS」に着目し、口コミの数値化など独自のステップを用いることで企業ブランドの評価にチャレンジしました。私たちが選定した20社は、消費者との間に信頼を構築し、SNSを活用して共感の輪を広げていくことが期待できる企業です」と熱く語っています。

チーム「Team Salty」(左から井上さん、後藤さん、青鹿さん、岸さん)

チーム「Team Salty」(左から井上さん、後藤さん、青鹿さん、岸さん)

 チーム「Team Salty」(青鹿 舜・3年・リーダー、後藤綾太・3年、岸 雅海・2年、井上菜採・2年)は、「気候変動リスクからビジネス機会を掴め!-Creating business opportunities from risks of climate change-」をテーマに掲げ、気候変動と社会の未来について正面から取り組みました。リーダーを務めた青鹿さんは、「気候変動問題をリスクとしてではなく、business opportunityとして捉えていく主体的な姿勢がこれからのビジネスモデルにおいて必要となってくるでしょう。私たちは独自に作成した気候変動業種別分析表を活用して、気候変動リスクからイノベーションのシーズを見出せる企業を評価しました。これらの企業群が気候変動解決のため新たなコアビジネスを興し、全世界に影響を与えていくことを期待したいと思います」と力強く語っています。

 

 日経STOCKリーグは、中・高・大学生を対象にしたレポートコンテストで、各チームが自主的に定めた投資テーマに沿ったポートフォリオづくりなどで「生きた経済を体験し、学び、考える」株式学習コンテスト。18回目となる今年度は大学部門では、124校,660チーム,2,663人が参加しました。

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