トピックス(2019年度以前)

人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで優秀賞を受賞しました

  • 2017年08月21日
トピックス(2019年度以前)

人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミに所属する3年生の三輪大貴さん(リーダー)と岸真梨奈さんが「住友理工 学生小論文アワード2017」において優秀賞を受賞し、7月15日(土)の授賞式で表彰状と賞金10万円を授与されました。 

同アワードは、大学生(学部生・院生)や留学生などが与えられた課題に対し、小論文で研究力を競うコンテスト。今回は「21世紀型のイノベーションはどうあるべきか?-こんな会社で働きたい―」をテーマに応募された100本を越える小論文の中から各賞が選出されました。

三輪さん・岸さんのチームは、旧来のビジネスモデルでは通用しない不連続な社会と向き合い、企業と社会の未来を構想する「経営構想力」を重視。経営構想力の基盤を支える、アウトサイドイン・アプローチを取り入れたクロスバリューエクステンションモデルを提案。クロスカルチュラルな多様性からイノベーション創出を目指していることが評価され優秀賞に選ばれました。 

「サステイナブル社会における企業と社会の関係」を研究する長谷川ゼミは日経STOCKリーグをはじめ各種コンテストに出場しており、今回も研究の一環として参加。長谷川教授は「知識を知恵に転換するにあたって、さまざまな知識を身につけて体系化する作業は非常に有効。今回の経験も、新たな知恵への糧にしてもらえれば」と話します。 

■受賞コメント

優秀賞受賞:「日本企業よ、イノベーションの原点となる経営構想力を取り戻せ!」
リーダー:三輪大貴さん

私たちは、日本企業のイノベーション力の低下をテーマに論文を執筆しました。現代企業は外部環境の変化に対応して、アウトサイドイン・アプローチで社会とビジネスの未来を考える経営構想力が欠けていると思います。既存の経営論を発展させたクロスバリューエクステンションモデルを提唱し、サステイナブルなイノベーションについて考察しました。
限られた字数で自分達の思いをまとめる事はとても難しく、何度も論文を書き直しました。しかし、私たちの努力が評価され優秀賞を頂けた事はとても嬉しいです。

メンバー:岸真梨奈さん

多数の応募論文の中から優秀賞に選んでいただき光栄です。経営構想力の中核を構成するクロスバリューエクステンション戦略は、さまざまな要素を含んでいます。そのため、読み手に分かりやすく伝えることを意識して執筆しました。ゼミの仲間である三輪さんと何度も議論を重ね、時間をかけて作り上げた論文を評価していただき自信となりました。目標としていた最優秀賞には届きませんでしたが、表彰式にて受賞した学生と意見を交わしたことで自分達に欠けていた視点に気づくことができました。今回の経験を糧にゼミでの研究活動に力を注ぎたいと思います。

■関連リンク

法政ニュース「人間環境学部 長谷川ゼミの学生4チームが「第17回日経STOCKリーグ」で全チーム入選」(2017年03月09日掲載)
http://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/NEWS/topics/170308.html

 法政フォトジャーナル「人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで最優秀賞を受賞」(2015年7月3日掲載)
http://www.hosei.ac.jp/koho/photo/2015/150703.html

左から、岸真梨奈さん、三輪大貴さん(7月15日(日)の授賞式にて)

左から、岸真梨奈さん、三輪大貴さん(7月15日(日)の授賞式にて)

授賞記念シンポジウムでスピーチする三輪さん

授賞記念シンポジウムでスピーチする三輪さん

受賞者一同。上段右から一人目:岸真梨奈さん、同じく二人目:三輪大貴さん

受賞者一同。上段右から一人目:岸真梨奈さん、同じく二人目:三輪大貴さん