教員免許

教員採用試験対策

教員免許

先生方より、みなさんへのアドバイス

教員採用試験の対策内容としては、試験情報の収集、過去問題の入手、論述のスキルアップ(論文添削)、面接練習、などがあります。
なお、私立学校は公立学校とは異なる面があります。私立は、学校ごとでカラーが大きく異なりますので、その学校の建学の精神や重視している活動などついて詳しく調べましょう。もちろん、過去問題のチェックも必須です。
以下に、おもに公立校を例として学年別の指南を示します。ああ、読んで良かった!

1年生

教員採用試験対策は早ければ早いほどよい!「教職を取ろうかな?」と思ったら ぜひ1年生のうちから次の2つだけはやろう。

  1. 受験する可能性のある自治体の教育委員会のホームページをみて過去問題をGETする
  2. 各キャンパスの教職課程センターに遊びに行く

1年生ではまだ試験を解くことはできないでしょう。でも、どんな問題が出るのかな?と覗いておくことは、その後教職科目を履修するうえでもとても役立ちます。「こんなふうに大切な教育課題だから試験でも出されるんだな」のような「つかみ」があると、学びがいっそう深くなります。

教職課程センターでは専門スタッフが、みなさんが教員に向いているかどうかなども含めて相談にのってくれます。無理に勧めたりはしません。教育についてなんとなく質問がある、というだけでもOKです。センターを自由に活用してください。
教職課程センターには教採の情報や過去問題集もあります。ホームページからダウンロードしなくてもセンターでGETできます。

2年生

多くの受験生は3,4年生から準備します。教員志望が明確な人はぜひ2年生から準備を。準備といっても大げさに考える必要はありません。まずは教職課程センターに遊びに行きましょう。そこで専門スタッフとお喋りしている間に、自然と教育の基礎知識やセンスが身につきます。
論文のスキルアップをしたい人は、2年生のうちからときどき論文添削を受けてみてください。4年生になってたくさん添削をしてもらうより、2年生のうちから少しずつ添削してもらう方が 同じ本数添削してもらってもずっと力がつきます。もちろんその執筆力は、他の授業のレポートにも活かせるので一石二鳥です。

3年生

秋学期には「教育実習事前指導」も始まりいよいよ本格始動です。やるべきことは次の6つです。

  1. 過去問をGETせよ!
    1年生のときにGETした人も再度入手を。各自治体で合格基準も示されています。
  2. 試験勉強をせよ!
    大学の講義は試験勉強に不可欠ですが、大学の講義だけでは試験には合格できません。大学の講義は「理解を深める」ことを目指し、試験は「知識の定着」を問うものだからです。講義で学んだことを生かしてしっかり知識をつけよう。特に学習指導要領は必ず問題に出ます。よく記憶して!
  3. 必要に応じて対策講座を受講せよ!
    自力で勉強することもできますが、不安な人は対策講座を受けてみましょう。
    対策講座については、教職課程センターまでお問い合わせください。
  4. 論文・面接の対策をすべし!
    4年生になって慌てて論文や面接の対策を練る人がいますが、これでは間に合いません。できれば2年生のうちから、遅くとも3年生になったら面接や論文対策をしましょう。センターでは論文の添削や面接の練習を行なっています。
  5. 勉強サークルを結成せよ!
    自分で勉強するのは辛いし孤独だし情報も不確か。ぜひ教員志望の友人と勉強サークルを作りましょう。定期的に勉強会を開いたり、お互いの論文を添削したり、集団面接の練習をしたり、模擬授業をお互いにやったり。試験に合格した4年生にも協力してもらいましょう。辛い勉強もわいわい楽しく。周りに教員志望者のいない人はセンターにご相談ください。教員志望学生を紹介します。
  6. 教職課程センターに遊びに行くべし!
    1~5はすべて教職課程センターで行なうことができます。まずはセンターに行くのが第一歩です。

4年生

もう試験本番まですぐです。ちょっとしたアドバイス。
面接が2次試験のみの場合、1次試験が終わってから面接対策をする人がいます。個人面接はなんとかなる人もいますが、集団討論や模擬授業は1次試験終了後からでは無理です。充分時間をかけないと伸びない力もある!さらに集団討論や模擬授業の練習は回りまわって筆記試験の勉強にも役立ちます。人前で喋ってみたり聞いたりしてみると、机に向かってうんうん唸っているばかりで書けなかったことが、「なーんだ、こう書けばいいじゃん」とサラッと浮かんでくるものです。
なるべく早い時期から、ときどき、集団討論・模擬授業の時間を設けてください。本番までにはそれぞれ10回はやっておきましょう!