国際文化学部

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2011.02.01

国際文化学部「ディアスポラ研究会」+沖縄文化研究所共催ワークショップ
「三線とエスニック・スタディズ――在米沖縄ディアスポラのアイデンティティ戦略」(3/2)

国際文化学部「ディアスポラ研究会」と沖縄文化研究所共催のワークショップ、「三線とエスニック・スタディズ――在米沖縄ディアスポラのアイデンティティ戦略」(Struggles over Voice and Agency: Sanshin and Ethnic Studies)を、下記のとおり開催します。

●講師:ウェスリー・ウエウンテン氏(サンフランシスコ州立大学助教授、在米沖縄三世)
*発表は日本語、三線のパフォーマンスあり
●日時:2011年3月2日(水) 午後4時〜6時
●会場:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階A会議室
*会場へは交通アクセスおよびキャンパスマップをご参照ください

●発表要約(英文オリジナルあり)

1. ディアスポラとしての在米沖縄人の「声」とエスニック・マイノリティとしての「主体性」の相互関連性について話す。
2. 日本による琉球処分と同化政策は、在米沖縄移民の歴史にとって、文化と言語の消滅を意味した。
3. 在米沖縄移民は、沖縄音楽の実践によってその「声」とアイデンティティを保持することに努めてきた。
4. エスニック・スタディズの観点から言うと、エスニック・マイノリティとしての在米沖縄人は、単なる犠牲者・傍観者ではなく、歴史や社会変革の「主体」としてのパラダイムを発展させてきた。
5. そうしたパラダイムへの抵抗は、最近アリゾナ州で公立学校からエスニック・スタディズの成果を教えることを締め出す動きに現れている。
6. 三線の一演奏家として、先人の営為が沖縄人としてのアイデンティティを保持する「声」を見出す戦略であったことを学んだ。
7. エスニック・スタディズの一研究者として、沖縄人ディアスポラは歴史の客体ではなく、主体であることを学んだ。
8. このワークショップで、沖縄人ディアスポラとしての「声」と「主体性」をめぐる闘いの議論が展開したい。

●定員:60名(先着順)。会費無料。
●問い合わせ先:国際文化学部教授・中島(nnaka@hosei.ac.jp)、または沖縄文化研究所(03-3264-9393)

【講師略歴】
2007年 カリフォルニア大学バークレー校PhD(エスニック・スタディズ)
1989年 ハワイ大学マノア校MA(社会学)
1983年 ハワイ大学マノア校BA(エスニック・スタディズ)

【Journals and Anthologies】
“Nijuuisseiki no gurobaru shakai ni okeru Okinawa aidentiti: jikokettei, shinjitsu, ai (Okinawan Identity in Global Society: Self Determination, Sincerity, and Love)” in Okinawa hawai kontakuto zoun toshite no tosho (Okinawa and Hawaii: Islands as Contact Zones) edited by Masahide Ishihara, Ikue Kina, and Shin Yamashiro. (Sairyusha: Tokyo, Japan: 2010)
“Rising up from a Sea of Discontent: The 1970 Koza Uprising in U.S.-Occupied Okinawa” in Militarized Currents Toward a Decolonized Future in Asia and the Pacific, edited by Setsu Shigematsu and Keith Camacho. (University of Minnesota Press: 2010)
“The ‘Legacy’ of Edison Uno” in At 40: Asian American Studies @ San Francisco State, Asian American Studies Department, San Francisco State University (Asian American Studies Department, San Francisco State University: 2009)
“’Tinsagu nu Hana’: The Flower of the Tinsagu Plant” in Social Process in Hawaii (Uchinanchu Diaspora: Memories, Continuities and Constructions), pp, 293-307. Vol. 42, 2007.
“Okinawan Diasporic Identities: Between Being a Buffer and a Bridge” in Transcultural Japan: At the Borderlands of Race, Gender, and Identity edited by David Blake Willis and Stephen Murphy-Shigematsu (Routledge Press: 2007)

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このワークショップは、2010年度法政大学学内競争的資金研究「アジア太平洋におけるディアスポラの研究」(代表者:高柳俊男国際文化学部教授)により実施する。


 


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