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学校の保健教育を実践的に学ぶことで教職を目指す学生を後押し(スポーツ健康学部スポーツ健康学科 鬼頭英明教授ゼミ)

2019年04月23日

前列左から、鬼頭英明教授、土井菜々子さん、後列左から田中翔さん(ゼミ長)、髙田隼也さん、新井駿さん ※全員スポーツ健康学部スポーツ健康学科2年

前列左から、鬼頭英明教授、土井菜々子さん、後列左から田中翔さん(ゼミ長)、髙田隼也さん、新井駿さん ※全員スポーツ健康学部スポーツ健康学科2年

学校の保健分野に特化し、教職課程向けの学びをサポートする鬼頭教授ゼミ。所属学生の多くは保健体育の教員を目指していますが、教授の人柄に引かれてゼミに参加する学生もいます。その一人である新井さんは「教員を目指さない学生でも、興味に応じた個別研究が進められるように、親身になって指導してくださります」と教授への感謝を語ります。「昨年はメディアが子どもに与える影響をまとめた論文を読みました。英語学習も兼ねて海外の論文に触れていきたいので、教授にアドバイスを仰いでいます」。

高校教員を目指している髙田さんは「自身の学校生活を振り返ると、楽しくスポーツができた体育の授業に比べて、保健体育の授業は印象が薄く、内容をあまり覚えていません。しかし、心と体の健康や発達を学ぶ保健科目は、生きていく上で大切な教育の一つです。そうしたことを、社会に出る前の生徒たちにきちんと伝えられるようになりたい」と、学びの意欲に燃えています。

日常の授業では、論文や教材からテーマを選んで発表するほか、3年生の教員志望者が先生役となって、模擬授業なども実施しています。

スライド資料を基に、論文からの考察結果を発表する日常のゼミ風景。一人が先生役をして、 20分程度の模擬授業をすることも。

スライド資料を基に、論文からの考察結果を発表する日常のゼミ風景。一人が先生役をして、 20分程度の模擬授業をすることも。

「青少年の心身に大きな影響を及ぼす酒やたばこ、健康食品などの製品広告を考察する『広告分析』などにも取り組みました」と紹介してくれたのは、中高一貫校の教員を目指している土井さん。「保健科目には疾病予防や救急措置など、社会生活を営む上で有益な知識が多くあります。その分野の教育に精通している先生のゼミなので、知見を貪欲に吸収していきたい」と目を輝かせます。

「学生たちの主体的な学習活動を応援したい」と語る鬼頭教授。「教育現場の生の声を聞きたい」という学生の願いに応え、教育困難校の立て直しに取り組んだ校長先生をゲスト講師に招いた特別授業を開催。好評につき、来年度も機会の拡充が望まれています。また、国内外のフィールドワークにも関心が高く、長期休暇を利用して東日本大震災などの被災地の学校事情を視察したり、海外への教育支援に協力したりする課外活動を望む声も上がっているといいます。

「自分たちで3期目という若いゼミなので、ゼミ活動はまだ模索しているところがあります」と語るのはゼミ長の田中さん。「2018年夏に河口湖で初めての合宿を開催し、お互いの親睦を深め合いました。次回は、さらに学習効果も充実させたプランを考えたい」と、新たな展開に目を向けています。

 

(初出:広報誌『法政』2019年3月号)

たばこや酒、健康食品などの製品広告を分析。どのように購買欲が刺激されるのか、 グループごとに意見をまとめながら考察した

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2018年の夏合宿は河口湖へ。学年間の垣根を越えて交流を深めた

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