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カメラやセンサーの画像データを解析 社会に役立つ情報につなげる(情報科学部ディジタルメディア学科 多次元画像処理研究室 花泉弘教授ゼミ)

2018年03月06日

前列左から、笹原規睦さん(コンピュータ科学科)、花泉弘教授、和田優輝さん (ディジタルメディア学科)、後列左から、琴寄祥生さん(コンピュータ科学科)、 当麻凌平さん(ディジタルメディア学科/ゼミ長)、赤見悠弐さん(ディジタルメ ディア学科) ※全員、情報科学部4年

前列左から、笹原規睦さん(コンピュータ科学科)、花泉弘教授、和田優輝さん (ディジタルメディア学科)、後列左から、琴寄祥生さん(コンピュータ科学科)、 当麻凌平さん(ディジタルメディア学科/ゼミ長)、赤見悠弐さん(ディジタルメ ディア学科) ※全員、情報科学部4年

カメラやセンサーで撮影された画像データを解析して、有用な情報を読み取ろうという画像処理技術の研究を進めています」と紹介してくれたのは、ゼミ長の当麻さん。「画像処理は、自分が手を加えた結果が目に見えて表れます。成果を体感できると、さらなる興味が刺激されますし、やりがいも感じます」

小学生のころに動画編集に興味を持ち、画像処理技術の奥深さに目覚めたという赤見さん。本格的に学ぼうと花泉ゼミへの参加を決めました。「今は、Kinect(キネクト)という人の動きを認識できる装置を使って、骨格や関節の動きのクセを読み取ることで、人物を特定する認識ができないか研究を進めています」

理系の研究は、実証のために多くの実験と解析を繰り返す必要があり、長い時間がかかります。学生たちは、卒業した先輩が手掛けていた研究の後を継ぎ、自分なりの視点を加えて追究することも多くなります。ライセンスプレートの認識に取り組んでいる和田さんも、その一人。「物体を撮影すると、映した場所やカメラアングルに応じて、色や形状が変わります。それを踏まえて、色や形状が完全に一致しなくても、複数の画像からライセンスプレートを判別して検出できる方法を探っているところです」

週に1度は全員が集合し、それぞれの進捗状況を発表し合う 

週に1度は全員が集合し、それぞれの進捗状況を発表し合う 

高校時代からセキュリティーに興味を持ち、情報科学部への入学を決めたという琴寄さんは、顔認証の技術研究を手掛けています。「撮影の後からピントを合わせる場所を変えられるカメラを利用し、平面的な静止画に奥行きの情報を加えることで、画像を立体化させる技術を研究しています。物体での実験に成果がでたら、人物の顔認証技術につなげていきたい」と未来に期待を寄せます。

このように、画像処理に関しても学生ごとにアプローチが異なるので、研究は個別に進め、週1回全員が成果を発表する場を設けています。「先生のチェックは厳しいので、ずいぶんと鍛えられました」と頭をかいたのは笹原さん。「最初はきついと感じていましたが、おかげで難題にぶつかっても立ち向かう芯が育ったと思うので、今では感謝しています」。卒業後は、企業が自社の情報システムを構築する際にサポートする仕事に就く予定なので、ゼミでの経験を生かしていきたいと語ります。
「このゼミは体育会系」と自ら称し、熱のこもった指導を続ける花泉教授。「社会に出たときに折れない心を養うためにも、失敗を恐れずにぶつかって来てほしい」と、教え子たちの背中を力強く押しています。

(初出:広報誌『法政』2017年度1・2月号)

顔認証の技術研究の一例。 わずかに角度が異なる2枚の写真の視差を利用して画像を立体的に復元し、回転させることで正面からの画像を作り出す

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河口湖で開催した2017年度の夏合宿での1枚。ゼミ生同士の親睦をかねて、そば打ちを体験した

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