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膨大な情報の中に埋め込まれた隠れた関係性を見つけ出す(情報科学部コンピュータ科学科 赤石美奈教授ゼミ)

2014年12月11日

やさしさと厳しさが同居する居心地のいい研究空間

前列左から、庄子沙織さん(4年・環境大臣)、赤石教授。後列左から、木田祐輝さん(大学院情報科学研究科2年・相談役)、山元雄介さん(4年・輪講大臣)、石﨑良太さん(4年・ゼミ大臣)、村上賢達さん(4年・イベント大臣)※学部生は全員、情報科学部コンピュータ科学科

前列左から、庄子沙織さん(4年・環境大臣)、赤石教授。後列左から、木田祐輝さん(大学院情報科学研究科2年・相談役)、山元雄介さん(4年・輪講大臣)、石﨑良太さん(4年・ゼミ大臣)、村上賢達さん(4年・イベント大臣)※学部生は全員、情報科学部コンピュータ科学科

大量のデータが刻一刻と蓄積される現代社会。赤石ゼミでは、そうしたデータに含まれる言葉と言葉の間から、意味のある関係性を取り出す研究を進めており、現在、大学院生1人、4年生10人、3年生9人(仮配属)が所属しています。

“輪講大臣”として、論文の輪読を取り仕切る山元さんは「2週間に一度は、自分の研究や担当する論文発表があるため、責任感が身に付きます」とゼミの特徴を語ります。「将来的には、何か興味のあるものを見ると、それに関連したさまざまな分野の情報が自動的に表示されるような知識情報システムにつながればうれしいです」と自身の研究に期待を込めます。

「最終的にはコンピュータで自動的に物語を生成することを目指しています」と研究を説明するのは、唯一の大学院生として“相談役”を務める木田さん。「既存の物語の中から名詞と形容詞、名詞と動詞の関係性を抽出し、その関係性をもとに、新しい物語を作り出すような技術の開発を進めています」と熱く語ります。

論文の発表や各自の研究の進捗報告となると、普段はおっとりして温和な赤石教授からは想像できない厳しい“ダメだし”が。ゼミ生同士で高め合うきっかけになっている

論文の発表や各自の研究の進捗報告となると、普段はおっとりして温和な赤石教授からは想像できない厳しい“ダメだし”が。ゼミ生同士で高め合うきっかけになっている

ゼミ活動のまとめ役である“ゼミ大臣”の石﨑さんは「アイドルなどの人気ランキングに影響する言葉を、インターネット上から探り出す研究を行っています」と説明。「ただ、指標とする言葉の選択には大いに頭を悩ませます。そんな時、ゼミの仲間から思ってもみない視点からヒントをもらうなど、助け合いながら研究を進めていけることが魅力です」とゼミの魅力を語ります。

インターネットの閲覧履歴などの情報を用い、商品提案の技術を研究するのは“イベント大臣”として中間発表などの学術イベントや交流会の運営を取り仕切る村上さん。「欲しい商品が決まっているユーザーと、何かいいものはないかと探しているユーザーを峻別し、適切な商品を提案する技術を開発しています。学んだ知識や技術で就職先では新規事業を立ち上げたい」と燃えています。

「本の中のテキストを色に置き替え、色と人間の感覚を対応させることで、検索する人のその時々の気分に応じた本が検索できるようなシステムを考えています」と話すのは庄子さん。ゼミでは“環境大臣”として環境全般を統括しています。「厳しさと楽しさが同居する居心地の良い温かな人間関係が構築できるのも、先生の人柄のおかげ。子育てと教授職を両立させている女性のロールモデルでもあります」とも。

「研究の面では、互いに切磋琢磨できるような仕組みを作って指導しています。それで仲間意識が芽生え、卒業後も助け合える人間関係を築いてくれたらうれしいですね」と赤石教授。このモットーが、ゼミ生たちの満足度を高める理由のようです。

(初出:広報誌『法政』2014年度11月号)

ゼミではサプライズでスイーツが振る舞われることも。3年生が初発表を行った日の後は4年生との初顔合わせを兼ねて、全員でスイーツを囲んでの親睦会を楽しむ

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卒論の中間発表など大切な公式行事を終えた後には、イベント大臣が企画する交流パーティーが開催され、そこに至る涙と試練の日々を振り返りながら親睦を深める

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