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ゲームからエネルギー問題まで人工知能などのIT技術により優れた未来社会を目指す(情報科学部コンピュータ科学科 黄潤和教授研究室)

2012年01月17日

自ら考え、判断し、人に手を差し伸べるコンピューターを

前列左から、米長慎介さん(修士1年)、黄潤和(ファン ルンヘ)教授、竹原一馬さん(4年)。後列左から、中村杏さん(4年)、川瀬聖也さん(修士1年)、安藤孝徳さん(修士1年)、佐藤温さん(修士1年)、水木龍太郎さん(修士1年)

前列左から、米長慎介さん(修士1年)、黄潤和(ファン ルンヘ)教授、竹原一馬さん(4年)。後列左から、中村杏さん(4年)、川瀬聖也さん(修士1年)、安藤孝徳さん(修士1年)、佐藤温さん(修士1年)、水木龍太郎さん(修士1年)

いつでもどこでも情報が共有できるユビキタス・コンピューティングや人工知能などの研究を通じて、より便利で効率的な社会を目指しているのが黄潤和(ファン ルンヘ)教授の研究室です。人工知能を用いて電力の需要と供給を最適化する送電システム「スマートグリッド」の研究を行っているのは、4年の竹原一馬さん。「未開拓の分野に挑戦するのが楽しい」と意欲を燃やします。同じく4年の中村杏さんは、以前開発したオリジナルゲームに人工知能を組み込み、より高度なコンピューター対戦ができる研究に着手しました。「開発して終わりではなく、多くの人に楽しんでもらうことが私のゴール。将来はゲームプロデューサー志望です」。川瀬聖也さんは「テレビの多チャンネル化に伴い、見たい番組を探すのが難しくなった」と感じ、それをきっかけに「視聴履歴やネットでの検索・閲覧履歴などをもとに、そのユーザーが見たいであろう番組を推察し提案するシステム」の開発を始めました。

研究意欲を高め合える仲間が集まっている

研究意欲を高め合える仲間が集まっている

また、東日本大震災以降は、皆が情報技術の社会的意義を強く意識するようになりました。安藤孝徳さんが力を注ぐ「自ら状況判断できるロボットの開発に向けた研究」は、災害現場における人命救助などを想定したものです。
「震災時の安否確認にインターネットが役立ったように、情報技術を社会的インフラとしてもっと活用していくべきだと思います」と黄教授。特に、膨大なデータの中から、本当に重要な情報を抽出する「データマイニング」の強化を今後の大きなテーマとして考えています。現在、このテーマに取り組む水木龍太郎さんは「何を調べればいいか、どのデータが必要か、それがわからない場合にコンピューター側から人に手を差し伸べるシステムをつくりたい」と話します。
こうした多彩な研究課題は「学生のやりたいことを研究テーマに」という黄教授の方針によるものです。全員が「黄先生の親身なサポートと自由な雰囲気が心地良い」と言うとおり、この研究室には常に多くの人が集まっています。
「連携の強さは、この研究室の自慢。企業の主催する技術コンペに皆で参加したり、ホームパーティーやスポーツ大会を開催したり、留学生や卒業生も含めて仲が良い。研究室が一つの大家族のようです」と語るのは米長慎介さん。そして佐藤温さんは研究室選びで迷っている人に、こんなメッセージを送ります。「同じ分野に興味を持つ仲間が周りにたくさんいて、相談したりアイデアを出し合ったりできるのが大学ならではの面白さ。黄研究室は、まさにそれを体感できる場だと思います」。