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認知行動療法を体験的に学び心にストレスを感じた時の思考や行動の癖を知る(現代福祉学部臨床心理学科 金築優准教授ゼミ)

2018年11月27日

前列左から、谷川てまりさん(3年)、金築優准教授、野沢瑠花さん(3年)、後列左から、 小畑駿さん(3年/ゼミ長)、川島治範さん(4年)、船木省吾さん(4年/ゼミ長)  ※全員、現代福祉学部臨床心理学科

前列左から、谷川てまりさん(3年)、金築優准教授、野沢瑠花さん(3年)、後列左から、 小畑駿さん(3年/ゼミ長)、川島治範さん(4年)、船木省吾さん(4年/ゼミ長)  ※全員、現代福祉学部臨床心理学科

「カウンセリング技法の一つである、認知行動療法を学んでいます」と紹介してくれたのは、4年ゼミ長の船木さん。「不安や恐怖など、ネガティブな感情を感じたときに、どのような思考や行動をするのか。その癖を把握して、いい方向への変化を意識することで、気持ちを楽にする技法です。認知行動療法は種類がたくさんあるので、座学で知識を得るだけでなく、実践して効果を試しながら、体験的に学ぶことを重視しています」。

「まずは自分が関心を持てる身近なテーマから取り組み、効果を実感することで、認知行動療法を知ってほしい」と語る金築准教授。

ゼミの授業は、学年ごとに段階を踏んで学びを深めていきます。まず2年次では基礎知識を習得してから、グループ研究に着手。3年次からは、より詳しく療法を調べて体験するとともに、自分が手掛けたいテーマを模索し、4年次には個人研究を進めています。

「ゼミに参加して認知行動療法を学んだことで、自分の考え方の傾向が分かるようになりました」と語るのは野沢さん。「今までは不安を感じると、身動きが取れなくなったりしていましたが、落ち着いて考えられるようになりました。やがては、感情をコントロールする術を身につけてみたい」と期待を寄せます。

2年生がゼミに入ると、3年生との親睦会を毎年開催している

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社会現象にもなっているSNSでの自撮りに関して研究を進めようとしているのは谷川さん。「自分を撮影するだけでなく、ネット上で公開しようとするのはなぜなのか。思春期の心の動きと関係があるのか、解析してみたいと思っています。先生からは科学的なアプローチを意識するようにアドバイスされているので、統計を取るなど、データ化する方法を考えています」。

「活動は学生主体で、主に話し合いで決めています。今までは学年ごとに分かれて行動することが多かったので、お互いの距離を縮めていけるように、今夏は初めての3学年合同での合宿を計画しました。認知行動療法の技法をみんなで体験できればと考えています」と語るのは、小畑さん。3年のゼミ長として、ゼミ活動の充実を図っています。

ゼミの活動から将来を見据えているのは、コンサルティング業界への就職が決まった川島さん。「専門的な知識を用いて問題解決に当たるという意味では、カウンセリングとコンサルティングは相通じると思います。ゼミで学んだ知識を生かして、顧客の思いに寄り添いながら、サポートができるようになりたい」と意欲に燃えます。

(初出:広報誌『法政』2018年10月号)

3年生のゼミは各自が関心の あるテーマのプレゼンテーションと ディスカッションを全員でやること に力を入れている

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夏合宿でマインドフルネス瞑想を体験中

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