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堅苦しさを排除した関係の中で個々の興味と学びをフォロー
主体性のある探究心を育てる
(現代福祉学部臨床心理学科 丹羽郁夫教授ゼミ)

2017年02月21日

前列左から、渡邉優さん、丹羽郁夫教授、村本望さん、後列左から溝上太さん、長瀬一志さん(ゼミ長)、安中航大さん※全員、現代福祉学部臨床心理学科3年

前列左から、渡邉優さん、丹羽郁夫教授、村本望さん、後列左から溝上太さん、長瀬一志さん(ゼミ長)、安中航大さん
※全員、現代福祉学部臨床心理学科3年

「このゼミの魅力は、オープンな雰囲気と自由度の高さ」と語るのは、教育系への就職を志し、児童向けの教育心理学を学んでいる安中さん。「2年次はグループで活動し、3年次からは個人研究です。みんなの前で成果を発表する機会があるので、その日に向けて、興味のあるテーマをそれぞれ探究しています。何をテーマにしても、先生は受け止めてくださいます」

児童相談所でアルバイトをしている渡邉さんは、学んだ知識を社会でも役立てたいと言います。「児童虐待について調べていると、虐待を受けた子どもだけでなく、虐待をしてしまう親の心理も気になります。子育ての経験はまだありませんが、その難しさも理解したいと思います。せっかく学べる環境にいるのだから、たくさんのことを学びたい」

「丹羽先生の専門分野とは外れますが、今はDV(ドメスティックバイオレンス)について調べています」と語るのはゼミ長の長瀬さん。「さまざまな視点から心理学を勉強することによって、困っている人に手を差し伸べたり、口に出せない思いに気付いてあげたりできるかもしれない。将来、こうなりたいと思う人間像に近づける気がします」と期待を寄せます。

ゼミでは成果発表の担当者がまとめたレジュメを基に、それぞれが意見を出し合う

ゼミでは成果発表の担当者がまとめたレジュメを基に、それぞれが意見を出し合う

「中学校へ実習に行った経験を通じて、中学生や高校生が抱えるいじめなどの問題を目の当たりにすると、自分にも何かできないだろうかと考えます」と話すのは、将来スクールカウンセラーを目指している溝上さん。「教員と生徒と保護者、それぞれの立場を理解して、お互いを結び付ける懸け橋になることが理想です。それができたら、一つ一つの問題が軽くなって、先生も子どもたちも楽になると思うのです」

特別支援学校で勤務経験がある母親の影響から「ゆくゆくは臨床心理士の資格を取りたい」と目標を定めている村本さん。「自分の成果を、きちんと形に残して生かしたいという思いがあります。そのためには大学院に進学する必要があるので、先生に進路について相談したり、個別指導を受けたりしています」

「ゼミでは楽しい時間を過ごしつつ、いい人間関係を築くことを大切にしてほしい」と、ゼミ内の明るい雰囲気を率先してつくり出している丹羽教授。そんな先生の人柄に引かれてゼミに入った学生も多いといいます。さまざまな方向を模索するゼミ生たちを温かい目で見守り、「それぞれの個性を大事にしたいので、学びに関しては個別に相談に応じます」と力強く語ります。

(初出:広報誌『法政』2016年度1・2月号)

東京都町田市の保健所から依頼を受けてHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染への注意を喚起するポスターを制作。継続的に続いている学外活動の一つ

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河口湖での夏合宿は、ゼミの受講時間が異なるため接点が少ない学年間の交流が主な目的

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