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スタジオジブリの作品などを題材として扱い深層心理を読み解く(現代福祉学部 長山恵一教授ゼミ)

2013年03月14日

ゼミ生の興味を尊重し興味の幅を広げていく

後列左から、植村勝吾さん(臨床心理学科2年)、坂口令さん(臨床心理学科3年)、笹倉渉さん(臨床心理学科2年)。前列左から、戸辺佳輔さん(現代福祉学科4年)、長山恵一教授、佐藤咲さん(現代福祉学科4年)

後列左から、植村勝吾さん(臨床心理学科2年)、坂口令さん(臨床心理学科3年)、笹倉渉さん(臨床心理学科2年)。前列左から、戸辺佳輔さん(現代福祉学科4年)、長山恵一教授、佐藤咲さん(現代福祉学科4年)

比較精神療法や精神医学が専門の長山恵一教授ゼミでは、4年生12人と3年生13人、2年生7人の総勢32人が学んでいます。「深い知識を学ぶための入口として、発達心理学を学べる良質な素材でもあるスタジオジブリのアニメ映画を主な題材に主人公の心理を分析しています」と長山教授はゼミの進め方を説明します。

植村勝吾さんは「昔から好きだったアニメを入口に、主観的な見方だけでなく専門的な見地から登場人物の深層心理に迫れるこのゼミでぜひ学びたいと思いました。先生のフォローで実感を持って自らのテーマを深められるのが良いところです」と入ゼミ理由とゼミの魅力を語ります。

好きな小説を題材に研究している佐藤咲さんは「村上春樹さんの『ノルウェイの森』には森田療法(精神療法の一種)が用いられていると気づいたのが研究のきっかけです。先生のアドバイスやゼミ仲間の意見などにより研究はもちろんのこと、森田療法自体も改めて検証し、理解を深めることができました」と振り返り、多角的な考察を卒業論文に生かしているといいます。

アニメや小説に限らず、自分なりのテーマを追究できるところが長山ゼミの特長という戸辺佳輔さんは「集団主義など日本人独特の心理特性を研究しています。長山先生の協力の下、140人にアンケー ト調査を行いました。質問方法を変えて同じ事象に対する日本人の本音と建前を分析するなど、その結果を卒業論文に反映しています」と熱弁を振るいます。

一方、長年サッカーに打ち込み、今も週2回サークルで練習に励んでいる坂口令さんは「スポーツをテーマに研究しています。卒業論文でもスポーツが精神面に与える影響について分析したいと考えています」と目を輝かせます。

多彩なテーマを掲げて研究に取り組むゼミ生たちは「心理学を学んだ経験はどんな職業に就いても生かせるはず」と声をそろえます。卒業後の進路はさまざまですが、臨床心理士を目指している笹倉渉さんは「卒業後は大学院へ進学する予定です。人間の発達や他人への愛着について研究を続け、社会的弱者に寄り添える臨床心理士になりたいと思っています」と今後の目標を話します。

長山教授は「将来、社会人生活を送る上でも幸せな家庭生活を築く上でも心理学は大いに役立つでしょう。今後もエンターテインメント性が高く、奥も深い作品を題材に、多く学生に興味を持って学んでほしいと思います」と話します。個々の学生の興味を尊重しながら研究をサポートしてくれる長山ゼミにはいつも笑顔と活発なディスカッションが絶えません。

教室に勢ぞろいした長山ゼミの学生たち

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多摩キャンパスで2・3年生合同 のバーベキュー

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現4年生が2年次の夏、箱根の温教室に勢ぞろいした長山ゼミの学生たち 泉郷で行ったゼミ合宿

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ジブリの登場人物の心理を深層 心理学で読み解くゼミでの一コマ

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