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英語を駆使して国際的に広げた視点から日本のマスメディアを研究(人間環境学部人間環境学科 エスター・ストックウェル教授ゼミ)

2018年10月16日

前列左から、賈 艶(かえん)さん(3年)、エスター・ストックウェル教授、高野美優さん(3年)、後列左から、板倉奨羽さん(3年)、橋本颯希さん(4年)、戸田健太さん(4年)、 佐藤 裕さん(4年) ※全員、人間環境学部人間環境学科

前列左から、賈 艶(かえん)さん(3年)、エスター・ストックウェル教授、高野美優さん(3年)、後列左から、板倉奨羽さん(3年)、橋本颯希さん(4年)、戸田健太さん(4年)、 佐藤 裕さん(4年) ※全員、人間環境学部人間環境学科

ストックウェル教授ゼミは2つあり、マスメディア研究を行う継続型のゼミAとコミュニケーション研究を行う単年度型のゼミBがあります。
「ゼミAでは、マスメディアの信頼性や社会に与える影響などを調査・分析しています」と紹介してくれたのは、佐藤さん。ある社会問題で報道された内容と自分が見聞きした情報に隔たりがあり、「報道の偏向性を感じ、マスメディアが果たす役割を研究したい」とゼミへの参加を決めました。
「ゼミ活動が、すべて英語で行われることも魅力です」と語るのは板倉さん。「読み解く文献も、自分が書く研究論文も全て英語なので、必然的に英語力が強化できるのでは、と期待しています」

中国からの留学生である賈さんは、ゼミAに入る前に、ゼミBでコミュニケーション研究に取り組んでいました。ゼミ活動を通じて中国語、日本語、英語を習得し、コミュニケーションに自信が持てるようになったと言います。「これからは、マスメディア研究を深めていくのが楽しみです」と期待を寄せます。
「ゼミ生それぞれが持つ個性や強みを生かしながら、研究の楽しさを味わってもらいたい」と語るストックウェル教授。ゼミ生たちが段階を経て研究を深めていけるように、最初の春学期は講義形式で理論を学び、予備知識を習得する時間に充てています。教授の人柄に魅力を感じてゼミに入ることを決めたという高野さんは、「先生の勧めにより、テレビのCMを見る意識を変えただけでも新たな気付きがありました」と、すでに成長の兆しを感じています。

ゼミ活動は週1回。英語主体とはいえ、難解な用語は分かりやすい単語に置き換え、補足的に日本語で解説するなど、英語に自信のない学生へのフォローも考えられている

ゼミ活動は週1回。英語主体とはいえ、難解な用語は分かりやすい単語に置き換え、補足的に日本語で解説するなど、英語に自信のない学生へのフォローも考えられている

自発的な研究活動は秋学期のグループ研究から始まります。「去年は、読売新聞と朝日新聞の2紙を調査対象に、米国トランプ大統領とオバマ前大統領に関する新聞報道の違いを調査しました」と語る戸田さん。「他国の時事を新聞各社はどのような姿勢で伝えるのかという視点で、実際の新聞記事を読み込んで比較分析しました」と振り返ります。
 
2年目のゼミ生は、教授にマンツーマン指導を受けながら、個別研究に集中して取り組みます。双方向メディアであるラジオの有用性に着目し、研究を進めている橋本さんは「日本ではメディアとしては軽視されがちですが、米国では90%以上の人がラジオを好んで聞いているというデータもあります。先生の指導により、そうした海外の動向まで視野を広げることができました。これからも国際的な視点を養っていきたい」と目を輝かせます。

(初出:広報誌『法政』2018年8・9月号)

合宿などの学外活動はないが、食事会を通じて、ゼミ内は和気あいあいとした雰囲気

合宿などの学外活動はないが、食事会を通じて、ゼミ内は和気あいあいとした雰囲気

3年生は、プレゼンテーションに向けて協力しながら準備を進めている

3年生は、プレゼンテーションに向けて協力しながら準備を進めている