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数多くの実践経験を積みながら、「人を幸せにするデザイン」を追究するクリエーターを養成(デザイン工学部システムデザイン学科 ヒューマニティデザイン研究室(安積伸教授研究室))

2020年01月28日

前列左から、平岡美樹さん、安積伸教授、武井花恵さん、後列左から阿見俊輔さん、関谷直任さん(ゼミ長) ※全員デザイン工学部システムデザイン学科4年

前列左から、平岡美樹さん、安積伸教授、武井花恵さん、後列左から阿見俊輔さん、関谷直任さん(ゼミ長) ※全員デザイン工学部システムデザイン学科4年

真の価値を求めて、人を幸せにするデザインを追究する安積研究室。「人間を中心に据えたモノづくりが重要」と語る安積教授の指導により、学生たちは学外のプロジェクトにも積極的に参加し、クリエーターとしての経験を積んでいます。

研究室に入ってすぐに、他大学との合同展に向けて作品を作って展示することになり「自分の名前で作品を評価していただく体験に、身が引き締まる思いでした」と語る武井さん。「作品を通じて、学外の人との交流が生まれ、作品に対する感想が聞けたり、他の人の作品から刺激を受けたりと、全てが印象的でした」と笑顔を見せます。

「芸術作品とは異なる、工学的なアプローチで作品をデザインできるのが、この研究室で学ぶ強み」と語るのは阿見さん。「学生照明展※」では、手かざしで調光できる円形のセンサーライトを出展して注目を集めました。「常に複数のプロジェクトが走る忙しさの中で限界に挑みながら、モノづくりに真剣に向き合ってきたことが自信につながっています」と満足感をのぞかせます。

デザインを学ぶ他大学の学生との合同展「SPEED FLAT」など、学外での展示会に参加した経験はいい刺激に。写真は、展示会場に作品を搬入している様子

デザインを学ぶ他大学の学生との合同展「SPEED FLAT」など、学外での展示会に参加した経験はいい刺激に。写真は、展示会場に作品を搬入している様子

フィールドワークを兼ねた合宿では、地方の団体が主催する産学官協働プロジェクトに参加。昨年は富山県の鋳物メーカーと金属加工業を営む企業に協力を仰いで、金属製品のデザインに取り組みました。

「手で曲げられる柔らかな錫(スズ)の性質を生かしたアクセサリー製品を提案しました」と語るのは平岡さん。「産学官協働プロジェクトでは、地場産業を生かしたデザインが求められます。素材の特徴を理解し、職人の方々と相談しながら作品を形にしていく過程は奥深いものでした」と、試作に取り組んだ思い出を振り返ります。

現在4年生の4人は、2月に卒業制作の発表会を控え、学びの集大成となる作品づくりに取り組んでいます。家庭用の小型風力発電機の製品化に挑戦しているのは、関谷さん。

「使う人はもちろん、完成までの過程で関わる人の全てが幸せになれるモノづくりを目指したい」と目を輝かせます。「デザインを形にするために人の手を借りるなら、その人が作りやすいように、製作意図を分かりやすく伝える必要があります。そうしたことも含めてデザインなのだと、この研究室で教えられました」。

若きクリエーター集団は個別研究に励みつつも、モノづくりに生かせるスキルやテクニックは積極的にシェア。作品の完成度を高めようと互いに刺激し合っています。

 

※照明器具デザインの学生展覧会兼コンペティション。審査員に業界の著名人を連ねた、工業デザイナーを目指す学生の登竜門

 (初出:広報誌『法政』2019年11・12月号)

昨年の合宿では、富山県の企業を訪問し、工房を見学した

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産学官協働プロジェクト「とやまデザイン・トライアル 2018」で完成作品を発表

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