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産業界でも注目される「AR技術」を用いたアプリケーションを開発(デザイン工学部 岩月正見教授研究室)

2012年02月21日

岩月研究室では、多数の大学院生が学部生の研究を幅広くサポートしている

岩月研究室では、多数の大学院生が学部生の研究を幅広くサポートしている

興味のあるものを開発するから情熱をもって取り組める

岩月研究室では、AR技術(Augmented Reality:拡張現実/現実の映像に、CGで作った仮想的な対象を重ねることで、現実を拡張する手法)を用いたアプリケーションの研究開発を行っています。
子どものころからロボットに関心があった工藤純さんは、「大きな空き地などに、巨大ロボットのARを原寸大で出現させるアプリケーションを作っています。ロボットの内部までCGで作りこみ、断面図も見られるようにする予定です」。馬込奈津美さんは「AR上のオブジェクトに手を触れると何か変化が起きるような展開を可能にするため、CGに手が触れたことを三次元的に検知する技術を開発しています」。SSI(スポーツ・サイエンス・インスティテュート)の学生としてバドミントン部にも所属している白樫春菜さんは、「家庭用ゲーム機のコントローラーを使い、プレーヤーが実際に身体を動かしてPC上のキャラクターを操作するバドミントンゲームを開発しています。宙を飛ぶシャトルの複雑な軌道を、リアルに表現できれば」と話します。

ゼミでの指摘部分を、翌週までに改善するのが目標

ゼミでの指摘部分を、翌週までに改善するのが目標

岩月研究室では、まず「ARで何をやりたいか」を考えます。事前に専門知識がなくても研究室のメンバーと知恵を出し合いながら、自分が興味のある物事から研究開発の到着点を探します。ゴールが決まったら、その実現に向けて必要な技術を習得しながら開発を進めます。白樫さんは「研究室に入った当初、私はプログラミングが得意ではありませんでした。しかし岩月先生や大学院生の先輩に教わりながら、ここまで開発を進めることができました」と話します。今ではすっかり開発に夢中になり、連日研究室に通っています。
「学生の興味があるフィールドで自由にプロジェクトを企画させているのは、モチベーションを喚起するためです。自分の頭で考え、モノを作り出せる人間に成長してもらえれば」と岩月教授。また週一回のゼミは各々が一週間分の研究成果を発表する形式で、プレゼンテーションの機会も多く、社会人としてのスキルアップも期待できます。
大手玩具メーカーに内定している工藤さんは「就職活動中に、ARが企業でいかに注目されている技術なのかを実感しました。ARを学んでいる学生は多くないので、就職活動では非常に有利だったと思います。今後は研究室で学んだことを商品企画の業務で役立てたい」と、将来の目標を話します。
また、馬込さんも「ARを使って双方向的な広告を仕掛けられないかと考え、広告業界への就職を希望しています」と研究から進路選択のヒントを得ています。

プロジェクターに開発中のARを映し、進捗状況を発表する

プロジェクターに開発中のARを映し、進捗状況を発表する

夏休み期間を利用して、箱根で行ったゼミ合宿

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