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現地の人と交流し、話を聞く フィールドワークを通じてまちづくりを考える(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科 金山喜昭教授ゼミ)

2017年01月24日

前列 金山喜昭教授、後列左から、小峰花絵さん、吉澤耕平さん(副ゼミ長)、根本稚子さん ※全員、キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年

前列 金山喜昭教授、後列左から、小峰花絵さん、吉澤耕平さん(副ゼミ長)、根本稚子さん ※全員、キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年

「キャリアデザインとまちづくり」をテーマに、フィールドワークを中心とした活動をしている金山ゼミ。副ゼミ長の吉澤さんは「学年ごとに段階を踏んで、まちづくりや地域の活性化について学び、自分たちに何ができるかを考えています」とゼミ活動を説明します。具体的には、2年次は文献を読み解いてまちづくりや地域活性化の基礎知識を身に付け、3年次から本格的な現地調査を実施。そして4年次に、それまでの経験を生かして卒論を書き上げるという流れです。

「長野県の大鹿村を対象に、市町村合併の是非について調査しています。住民が1000人余りの小さな村で、平成の大合併の際は、他の自治体と合併することはありませんでした。その理由とその後の村の様子を調査し、1月に学部内で催される研究発表会に向けて、結果報告をまとめています」と吉澤さん。

2、3人のグループに分かれて村内を歩き、偶然出会った人に合併の話を聞くという方法に、最初は緊張したという小峰さん。「村民の皆さんがとても温かく、突然声を掛けても真剣に答えてくれたのが印象的でした。次に話を聞けそうな人を紹介してくれるなど、親切にしていただいたことにも感動しました」

「日本で最も美しい村」連合にも加盟している大鹿村の調査は、来年も継続して行う予定

「日本で最も美しい村」連合にも加盟している大鹿村の調査は、来年も継続して行う予定

体験してみて、現地調査の重要性に気づいたという根本さん。「実際に現地へ行き、地元の人々と接することによって、リアリティーのある言葉を聞けたし、住んでいる人の優しさや温かさも実感できたと思います」

さらに、日常的なフィールドワーク体験として、千葉県の野田市郷土博物館で月2回開催される「寺子屋講座※」のスタッフとして運営を手伝い、意見交換に参加しています。スタッフは数人ずつの交代制で、すでに数回参加したという小峰さん。「市民が市民に、自分のキャリアを披露するスタイルで開催されているので、仕事から生活に密着した知恵まで、講座の種類がとても充実しています。スタッフとして働くというより、楽しんで学んでいます」

金山教授の「参考文献を選び、共同調査のテーマを決めるなど、活動の基本方針は私が提示していますが、実際の活動はゼミ生たちの自主性に任せています」という言葉を受けて「先生が温かく見守ってくださるので、ゼミの雰囲気はアットホームです」と吉澤さん。根本さんも「新しい提案も肯定的に受け止めてくださるので、自由に意見を言いやすいのです」と笑顔を見せます。地域活性の基となる良好な関係づくりを、ゼミでも実践しています。

※金山教授が事務局長を務めるNPO法人野田文化広場が運営。開催回数はすでに200回以上。現在は「まちの仕事人講話」と「芸道文化講座」が月に1回ずつ開かれている。

(初出:広報誌『法政』2016年度11・12月号)

ゼミの授業中は、まちづくりや地域活性の文献をテキスト批評した上で、意見を交換し合う

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寺子屋講座。ゼミ生がスタッフとしてNPOの活動に参加する

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