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オーケストラサークル「交響楽団」

2016年03月10日

創設1921年 3キャンパスの学生ら120人で本格的クラシックを演奏

94年の歴史を誇るオーケストラ(以下、オケ)サークル「交響楽団」。市ケ谷キャンパスを拠点に、多摩、小金井と3キャンパスの学生など約120人が集まり、四半期に1回程度開催する各種演奏会に向けて活動しています。

平日は授業後2時間かけて多摩キャンパスから練習に通っている中野さん。「中学から続けてきたホルンをこれまで以上に本格的に取り組みたいと思ったとき、選択肢は必然的に決まっていました。充実した環境で、これまでとは異なる音楽への向き合い方ができるようになりました」と音遊びを楽しんでいます。

交響楽団の最大の特徴はその演奏力の高さ。月2、3回、各楽器のプロの演奏家による指導も受けています。

中学、高校時代に吹奏楽部に所属していた堀越さん。豊富なフルートの経験を持ちながら「オケならではの音の奥深さは今も試行錯誤しています」と言います。「吹奏楽では全員が一体感を持って一つの曲調に仕上げる一方、オケではフルートは大勢を占める弦楽器に対するスパイスのような役割で、奏者一人ひとりが曲の時代背景まで考慮した音色が求められます」

各団員が音楽に集中している根拠の一つに、今年度代表を務める小山さんは「伝統によって築かれた安定した運営体制」を挙げます。「会計や広報のほか、指揮者と団員とをつなげて演奏全体を引っ張るコンサートマスター(コンマス)や、楽器ごとのパートリーダーなど役割を細分化し、組織しています。その分、練習時間が長くなるパート間の交流が課題です」と言います。

「みんな演奏力が高いので、自分は他で個性を生かしたいと思って」と笑いながら団員同士の交流促進を図るのは、施設予約などをする「自称、雑用担当」で、次期代表に就任予定の賀集さんです。「意思疎通が図れていれば音楽性も高くなりますから」と、パートごとが主となる普段の練習後に、担当楽器を越えた交流の場を設けるなど尽力しています。

12月に開催された秋季定期演奏会の最終曲目はチャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』。演奏会を間近に控えた11月上旬、「静かに終わる曲はお客さんの心に響かせるのが難しいのですが、作曲家が描いた世界観を表せるように仕上げに取り組んでいます」とコンマスを務めた経験のある牛島さんは話します。「現在の指揮者の方が団員の意思を尊重してくれるので、団員自身で演奏を作り上げられる。卒業する日まで、ここでバイオリンを奏でたいですね」

(初出:広報誌『法政』2015年度1・2月号)

前列左から、牛島和孝さん(作年度コンサートマスター・文学部日本文学科4年)、堀越芽衣さん(楽譜委員長・経営学部市場経営学科2年)、賀集大介さん(次期代表・法学部政治学科2年)。後列左から、中野鼓さん(社会学部社会学科1年)、小山行宗さん(代表・文学部史学科3年)

前列左から、牛島和孝さん(作年度コンサートマスター・文学部日本文学科4年)、堀越芽衣さん(楽譜委員長・経営学部市場経営学科2年)、賀集大介さん(次期代表・法学部政治学科2年)。後列左から、中野鼓さん(社会学部社会学科1年)、小山行宗さん(代表・文学部史学科3年)

2014年秋の第132回定期演奏会。演奏会は春と秋の定期演奏会のほか、企業や団体からの依頼演奏も。曲目は全団員による提案、投票で決められ、初心者で入部した団員も秋季定期演奏会以降は毎回出演できる

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4泊5日の夏合宿で自由演奏会を控えた木管五重奏の団員。このひととき以外は1日10時間以上の練習を重ねる

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第134回定期演奏会へ向けた弦楽アンサンブルの練習風景

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