写真技術研究会

2015年06月25日

カメラはコミュニケーション 一枚の写真を通じて被写体・鑑賞者と心の会話をする

世界の一瞬を捉えるカメラ。写真技術研究会(以下、写研)は年4回の写真展開催に向け、各所へ遠征する撮影会をはじめとした撮影活動を主に行っています。

構図や光の当て方、ある部分に焦点を当てて周囲をぼかす「絞り」など、こだわりは個々さまざま。特に個性が表れるのは被写体だと言います。

3月の学外写真展で、ひときわ好評を博したのは、「人間の表情は最高の芸術品」と語る副部長の髙木さんの一枚。「友人と出掛けたときの、何気ない瞬間を撮りました。人はカメラを向けると必然的に意識してしまうため、被写体との関係性を築いていないと撮れない写真があります。『カメラはコミュニケーション』というのが持論です」。展示写真を通じて来場者と会話が生まれるなど「カメラをツールとして広がるコミュニケーションも、その魅力の一つ」と話します。

今ではどこへ行くにも一眼レフカメラを携行する部員も多い写研ですが、入部時はほぼ全員が初心者。

中村さんは「カメラへの興味より、雰囲気の良さにひかれて入部する人がほとんど。私もその一人です」と言います。「でも、だからこそカメラの知識を自然と身に付けられますし、大変なこともみんなで乗り越えられます」。会計係を務め、写真展でも幹部の一人として会場予約や財務管理を担当。「より多くの方に足を運んでいただける立地はどこか。テーマに沿った作品が映えるのはどのような会場か。みんなと相談しながら進められたことで、限られた予算内で最適な施設を押さえ、関係者にも来場者にも喜んでもらえる演出ができたと感じています」と振り返ります。

写真展では期間中、一般の方も含む300人超が来場。次の学外写真展は8月を予定しています。

「より多くの方に来てもらうことが目標です」と部長の阿部さん。前回の開催終了直後から、実践でカメラの技術を磨くほか、各所写真展訪問による知識の習得や演出方法についての調査、学外の人々とのネットワーク構築を進めています。「前回のテーマは英語で『敏感な』を意味する『sensitive』でしたが、今回も技術に依存するものではなく、撮影者自身の個性が表れるようなテーマにしたいと思っています。写真を通じて、撮影者の思いが来場者の方々の心に通じたらうれしいですね」。学外に先立ち、校内でも6月に写真展を開催。各詳細は、写研のTwitter(※)で随時公開されます。

(初出:広報誌『法政』2015年度5月号)

左から、中村彩佳さん(会計係・生命科学部生命機能学科生命機能学専修)、阿部真旺さん(部長・生命科学部生命機能学科植物医科学専修)、髙木涼吹さん(副部長・同)※全員3年

左から、中村彩佳さん(会計係・生命科学部生命機能学科生命機能学専修)、阿部真旺さん(部長・生命科学部生命機能学科植物医科学専修)、髙木涼吹さん(副部長・同)※全員3年

東京・原宿の一般ギャラリーで開催した3月の写真展

東京・原宿の一般ギャラリーで開催した3月の写真展

ギャラリーと化している部室の一角を何気なく撮った一枚。「どこで何をするにも練習になる」と部員たち

ギャラリーと化している部室の一角を何気なく撮った一枚。「どこで何をするにも練習になる」と部員たち

写研で使われているカメラ。誰もがいつでも楽しめるよう、数台が常備されている

写研で使われているカメラ。誰もがいつでも楽しめるよう、数台が常備されている