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軽登山サークル「SPRING」

2015年04月30日

仲間と助け合いながら山行で自然の雄大さを味わう

机上×実践で事前学習し綿密な計画の上で登山敢行

多摩キャンパスを中心に、自然を愛する学生21人が集まる軽登山サークル「SPRING」。月1回の割合で全国さまざまな山を訪れています。

「“軽登山”と聞くとハイキングのようなイメージを持たれることがありますが、私たちが行っているのは公式山岳団体の保険適用範囲に同等する行為。命綱となるロープを使うまでではないものの、急こう配の岩場を重さ約25キロのザックを背負って登ることもあるんですよ」と活動内容を紹介するのは、2代目代表の粂田さん。「大袈裟かもしれませんが命に関わる行為」と、設立当初からしっかりとしたマネジメント体制が敷かれています。

総務部・会計部や、登山計画担当者からの書類の審査をする「登山専門部」などのセクションを設け、部員全員が必ずいずれかの部門に所属するよう組織。1年かけて炊飯やテント設営、医療処置、天候など、机上と実践とで学んでいきます。

特に力を入れているのは読図。3代目代表の鈴木さんは「地図上での谷と尾根の区別や実際の地形との差異など、毎月テーマを設けて講習会を開催しているほか、読図のための山行も実施しています。平地の林に入りこんだら方向を見失うこともありますし、他の登山者の足跡に惑わされる時もありますから」と、外部講習にも参加し、読図の充実化を図ってきました。

学びが生き、危険を察知できたことで、前登山専門部長の吉永さんは岩場で足を滑らせそうになった後輩を救ったことも。「後輩をサポートできたのは、それまでで鍛えられた精神力も大きかったと思います。個人山行で難しい山にも挑戦し、心身ともに限界を感じる体験を重ねてきたことで、器が広がったように感じます」と、自身の変化を話します。

「こんなことばかり話すと、過酷な印象を与えてしまうかもしれませんが、山行は未経験で入った1年生に内容を合わせていますし、楽しいことの方が多いと思いますよ」と笑う代表経験者たち。

「幼い頃に家族と楽しんでいた登山を今後は本格的に取り組みたい」と入会した新代表の青木さんは「ご飯が美味しいとか空が青いとか、普段当たり前のことでも大きな喜びを得られますし、テントを張るといった一定の行為でも地形や天候の違いで毎回新たな発見があります」と、活動の多角的な魅力を紹介。

「自分たちで計画し、仲間と助け合いながら登るからこそ、大きな達成感も得られる」という吉岡さんは、「地形などを学んだことで、毎日通っている多摩キャンパスもこれまで以上に好きになりました」と、思わぬ発見に笑みを見せます。

(初出:広報誌『法政』2014年度3月号)

左から、吉永承一さん(前登山専門部長・社会学部社会学科3年)、青木明澄さん(5代目現代表・社会学部社会政策科学科1年)、粂田哲秀さん(2代目代表・経済学部現代ビジネス学科4年)、吉岡里菜さん(会計係・経済学部経済学科1年)、鈴木佑さん(3代目代表・経済学部経済学科4年)

左から、吉永承一さん(前登山専門部長・社会学部社会学科3年)、青木明澄さん(5代目現代表・社会学部社会政策科学科1年)、粂田哲秀さん(2代目代表・経済学部現代ビジネス学科4年)、吉岡里菜さん(会計係・経済学部経済学科1年)、鈴木佑さん(3代目代表・経済学部経済学科4年)

3泊4日かけた夏山合宿の白峰三山縦走。「部員はまさに“同じ釜の飯を食う”仲間。縦のつながりも深く、山行に参加する卒業生もいるんですよ」と粂田さん

3泊4日かけた夏山合宿の白峰三山縦走。「部員はまさに“同じ釜の飯を食う”仲間。縦のつながりも深く、山行に参加する卒業生もいるんですよ」と粂田さん

12月に行った読図の講習会。春学期は生活に必須な炊事やテント設営、秋学期はより高度な天候や医療処置など、1年間をかけ、内容を充実化させながら先輩が後輩に伝授していく

12月に行った読図の講習会。春学期は生活に必須な炊事やテント設営、秋学期はより高度な天候や医療処置など、1年間をかけ、内容を充実化させながら先輩が後輩に伝授していく

恒例となっており、秘湯に入ることも少なくないという下山後の温泉(写真は寸又峡温泉美女づくりの湯にて)。部名も温泉の英語名“HOT SPRING”から名づけられている

恒例となっており、秘湯に入ることも少なくないという下山後の温泉(写真は寸又峡温泉美女づくりの湯にて)。部名も温泉の英語名“HOT SPRING”から名づけられている