デザイン工学研究会

2014年11月27日

ものづくり系デザインの無限の可能性を探る

グループワークを積極的に取り入れデザイン能力の向上を目指す

昨年12月、市ケ谷キャンパスの市ヶ谷田町校舎1階に設置されたイルミネーションツリー(写真上)をご覧になった方もいるのでは? あのツリーを制作したのが、デザイン工学研究会(ARD※)です。代表の河野さんは「デザイン工学部の1~3年生で構成されているものづくり系のデザインサークルで、現在部員は19人。外部講師を招いてのスケッチ講習や合宿、大学祭などでの作品展示、コンペティションへの応募など、自分たちで計画を立てて活動しています」と活動内容を説明します。

「目標は個々の能力の向上です」と赤嶺さん。「専門的な知識・技術を先輩たちからどんどん吸収し、後輩たちにつなげていく。ARDはフレンドリーでありながら『何か』を得られる場ですね」と先輩・後輩と縦のつながりを強調します。小林さんも、「1年次、コンペティションに応募するまでの一連の流れを学べたのが大きな収穫。作品にどう取り組むか、企画書をどうまとめるかなど、先輩たちから学べたのが今に役立っていますね」と語ってくれました。

合宿について紹介してくれたのは臼倉さん。「部員同士の交流はもちろんですが、実際の造形に触れる機会を設けています。昨夏は金沢の伝統工芸を、今夏は大阪で特殊な印刷加工を行っている印刷会社を訪問しました。その場所に行かないと見られないデザイン技術を間近に見、体験できる貴重な機会でした」

今年度に入り、活動は一層活発化しています。活動活発化の仕掛け人・大場さんは「大学公認のデザイン系サークルはARDだけ。公認のメリットを生かし、ARDを中心に周りの人を巻き込んでムーブメントを起こしたい。他のデザイン系サークルと合同での研究発表会や、大学祭で一般の人も気軽に参加できるワークショップを企画するなど、デザインを考える機会を増やしていきたいですね」と抱負を語ります。

また、週1回の講習会もすっかり定着。「ソフトウェアの使い方や表現方法についての勉強会など、毎回自分たちで講義を組み立てるので、自分の知識・技術を客観的に見直す機会にもなりますし、プレゼンテーション力を磨くことにもつながっていると思います」と河野さんは手応えを感じているようです。

「今まで部員はシステムデザイン工学科生だけでしたが、今年の1年は建築学科生、都市環境デザイン工学科生も入会。異なる視点からの意見に触れ、視野が広がる楽しさを味わっています。お互いに刺激し合いながら、デザインをとことん追求していきたいですね」と口をそろえる部員たち。ここから未来のデザイナーが誕生するかもしれません。

※ARD=ASSOCIATION OF RESEARCHERS FOR DESIGNENGINEERING

(初出:広報誌『法政』2014年度10月号)

前列左から、赤嶺晃一郎さん(副代表・3年)、河野光佑さん(代表・3年)、大場勇哉さん(3年)、後列左から臼倉すみれさん(2年)、小林永生さん(2年) 全員デザイン工学部システムデザイン学科所属

前列左から、赤嶺晃一郎さん(副代表・3年)、河野光佑さん(代表・3年)、大場勇哉さん(3年)、後列左から臼倉すみれさん(2年)、小林永生さん(2年) 全員デザイン工学部システムデザイン学科所属

昨年12月18日~24日、市ヶ谷田町校舎1階に設置されたイルミネーションツリー。毎日夕方に点灯、さまざまな色に輝きクリスマスムードを盛り上げた。今年も制作を計画中

昨年12月18日~24日、市ヶ谷田町校舎1階に設置されたイルミネーションツリー。毎日夕方に点灯、さまざまな色に輝きクリスマスムードを盛り上げた。今年も制作を計画中

昨年度の合宿の様子。北陸・金沢に行き、美術館や伝統工芸を見て回った。金箔を扱う店舗では、部員全員で箔貼りにも挑戦。現地でしか味わえないさまざまな体験を楽しんだ

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外部講師を招き、定期的にスケッチ講習を実施。作品は全員で批評し合い、レベルアップを目指している。上達度を自分でも実感できるのが楽しい

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