放送研究会MEDIA WAVE

2014年04月17日

個性によるシナジーでコンペ最優秀賞の映像作品も

ドラマ、バラエティー、PV手掛ける作品は年間約60本

ドラマやバラエティー、プロモーションビデオなど、放送研究会MEDIA WAVE(メディアウェーブ)は小金井キャンパスを拠点に幅広い映像作品を手掛けています。年2回開催されるコンペ・OMEC(※1)にも出場。昨年は理系ならではの高い技術力を発揮し、連続で最優秀賞を獲得しました。

「駅前シーンの撮影では3日間夜通しで音声収録を行いました」と、昨年夏のOMECで受賞したドラマ作品「ドミノ」について振り返るのは、高校時代、放送部に所属していた副部長の宮下雅仁さん。「放送研究会所有のガンマイクは精巧で指向性が高く、少し角度が変わるだけで意図とは違う音まで拾ってしまうのです」。映像との兼ね合いや音声編集、ストーリー、そして全体の製作状況も考慮しながら、「役者が思いを込めて発するセリフを最大限に生かせるよう一言一言に集中しました」。

1作品に携わる人数は約20人。役割は監督や脚本家、照明、編集のほか、演技チェックなど各種支援をするサポート係、スケジュールを調整する制作進行など、多岐に渡ります。手がけるジャンルや作品、役割は、作品ごとに希望し担当。

高校時代から演技者を続け、監督も務めたことのある山脇崇寛さんは、「ドミノ」ではあえて総務係を担いました。「会場セットの準備や機材の搬入も、携わってみると楽しいんですよ。監督業では実際の演技と画面に収まった映像との違いなど、もちろん勉強になることがたくさんありましたが、総務係では、映像製作はさまざまな人の協力があって成り立っているものだと再認識できました」。

製作本数は年間約60本に及び、学業の合間を見つけては製作を続ける放送研究会ですが、「収録中を除いては、現場はいつも賑やか。メリハリがあるから続けられます」と大瀧優実さん。「学年に関係なく冗談が飛び交いますし、一方で、収録以外にも他大学との番組発表会や勉強会など、程良く緊張感を持って取り組める定例会もあります」。大瀧さんが渉外長として外部組織との全折衝をこなしています。

「放送研究会の活動は、各自が得意分野を生かしながらも新しい体験をし、あらゆる方面から映像製作に取り組めるのが魅力の一つです」と話す、部長の熊井啓太さん。関わり方も多彩で「この人と組んだことがないから、今回は一緒にやってみよう」と製作し新しい発見につながる好循環を生んでいます。「各自が個性を生かすことで、2014年もOMEC3連覇(※2)を狙っていきたいと思っています」と、熊井さんは最後に抱負を語ってくれました。

※ 1:Opened Media Entertain Circles、通称OMEC(オーメック)は、首都圏の9大学11団体が加盟し、夏と冬の年2 回開催されるコンペティション。
※ 2:取材後に行われた2014年冬のOMEC にて、作品「大切な君へ」で作品賞第1位、主演男優賞、主演女優賞、最優秀CM 賞の4冠を制覇。

(初出:広報誌『法政』2013年度3月号)

左から、宮下雅仁さん(副部長・情報科学部ディジタルメディア学科2年)、熊井啓太さん(部長・情報科学部ディジタルメディア学科2年)、大瀧優実さん(渉外長・生命科学部環境応用化学科2年)、山脇崇寛さん(総務長・情報科学部ディジタルメディア学科2年)(学年は2014年3月現在)

左から、宮下雅仁さん(副部長・情報科学部ディジタルメディア学科2年)、熊井啓太さん(部長・情報科学部ディジタルメディア学科2年)、大瀧優実さん(渉外長・生命科学部環境応用化学科2年)、山脇崇寛さん(総務長・情報科学部ディジタルメディア学科2年)(学年は2014年3月現在)

恋愛事情が絡み合う仲間内で友情を保つか崩すか、複雑な人間模様を描いた昨年夏のOMEC 最優秀賞受賞作「ドミノ」の一場面。CG をはじめ各種高い技術力で審査員から高い支持を得た

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1、2年生47人が所属するが、時には一人が5作品を同時に携わることも。さまざまな役割を経験することで、専門課程の研究につなげる上級生や、映像関係に進む卒業生も輩出

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ジップラインや野外炊飯などを行った昨年9月の合宿。合宿は夏と冬の年2回で、レクリエーションをしながら、バラエティー作品の収録をすることもある

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