落語研究会

2012年03月06日

来年、創立60 周年を迎える古典芸能系団体の老舗は学内外で精力的に活動中

たった一人で観客と向き合う特別な体験ができる場所

後列左から、川上美樹さん(文学部日本文学科2年/田町家 天秤座)、水上万里乃さん(文学部日本文学科3年/富士見亭 ショル神)、遠藤友祐貴さん(経営学部経営学科3年/富士見亭 からあげくん)、豊嶋洋平さん(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科4年/富士見亭 うに丸)。前列左から、会長の三角田綾香さん(文学部日本文学科3年/富士見亭 すみす)、髙階千夏さん(人間環境学部人間環境学科2年/田町家 夜妃)、菅原歩さん(文学部史学科4年/富士見亭 文太)、山田真衣さん(文学部日本文学科1年/田町家 米D)

後列左から、川上美樹さん(文学部日本文学科2年/田町家 天秤座)、水上万里乃さん(文学部日本文学科3年/富士見亭 ショル神)、遠藤友祐貴さん(経営学部経営学科3年/富士見亭 からあげくん)、豊嶋洋平さん(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科4年/富士見亭 うに丸)。前列左から、会長の三角田綾香さん(文学部日本文学科3年/富士見亭 すみす)、髙階千夏さん(人間環境学部人間環境学科2年/田町家 夜妃)、菅原歩さん(文学部史学科4年/富士見亭 文太)、山田真衣さん(文学部日本文学科1年/田町家 米D)

学園祭の時期に「オールナイト大喜利」を開催するなどユニークな活動を行う「落語研究会」。その舞台は学内にとどまらず、神楽坂の毘沙門天で年3回行う定期公演、毎月実施している高齢者施設の慰問公演、さらに地方の高齢者施設を一週間かけて集中的に慰問する巡演など精力的に活動しています。

また昨年度の全日本学生落語選手権「策伝大賞」では全国から参加した200人もの学生の中から、わずか8人しか進めない決勝へ出場を決めた学生もおり、その実力も折り紙つきです。

現在は21人が在籍しており、その半数を占める女子学生の一人、髙階千夏さんは「興味を持ったきっかけは、落語をモチーフにしたテレビドラマ。入学後、偶然見たある先輩の高座に感激して入部しました。また、コミュニケーション力や表現力の強化にもなるのでは」と考えたそうです。「和服が着たくて」入部した山田真衣さんも「高座ですっかり度胸がついたみたい。英語の授業のスピーチも落ち着いてできるようになりました」と”落語効果”を実感しています。 

とはいえ「現実にはテレビドラマのように何を言っても客席が大受け、とはなかなかいかないので、試行錯誤の連続です。人を笑わせる難しさをいつも痛感しています」と菅原歩さん。また水上万里乃さんは「入部して間もないころは高齢者施設に行っても、女性であることに注目されがちで、なかなか噺そのものに関心を持ってもらえませんでした。そんな中、『とっても面白かったよ』と落語の腕を初めて褒められた時は、とてもうれしかった」とその醍醐味を語ります。

基本的に練習は各自で行っているが、大舞台の前には練習の成果を仲間に披露し、批評し合うことも

基本的に練習は各自で行っているが、大舞台の前には練習の成果を仲間に披露し、批評し合うことも

演目は「著名な噺家の高座をおさめたテープなどを何度も聞いて覚える人が多いです。私はインターネットで落語の動画を繰り返し見て、まずは内容をすべて文字に起こします」と川上美樹さん。また豊嶋洋平さんは「昔の噺を現代風にアレンジする改作や、まったくの新作を創作するメンバーもいます。また噺の導入部の〝枕?は、各人の完全なオリジナル。個性が光る部分なので、ご注目を」と話します。さらに遠藤友祐貴さんも「客席に若者が多い時には流行ものや人気タレントを、高齢者が多い時には時事ネタを交えると受けが良いですね。客層やその日の寄席の流れを見て、微妙なアレンジを加えることも」と高座での工夫を明かします。

会長を務める三角田綾香さんは「大勢の人を前に10分、20分たった一人で演技をするという機会は、なかなかありません。大学で新しいことに挑戦したい方には、是非ともお勧めしたいです」と新入部員を心待ちにしています。

あちこちの高齢者施設から要望を受け、毎月行っている慰問公演。飽きられないように抑揚をつけて話すのがコツだそう

あちこちの高齢者施設から要望を受け、毎月行っている慰問公演。飽きられないように抑揚をつけて話すのがコツだそう

落語研究会のウェブサイト

落語研究会のウェブサイト
http://hochiken.okunohosomichi.net/idea.html