法政フォトジャーナル(2019年度)

相原町の地域活性化行事『竹あかりの街“あいはら”』で竹灯籠を点灯

  • 2019年04月17日
法政フォトジャーナル(2019年度)

多摩ボランティアセンターでは、町田市が進める「まちだまる ごと大作戦」と銘打った地域活性化活動の一環で開催された『竹あかりの街〝あいはら″』で、相原駅西口に夜間を彩る大小さまざまの竹灯籠造りや行事運営に東京家政学院大学、東京造形大学などとともに協力をしました。

この行事は、町田市が2016年に「さがまちコンソーシアム(公益社団法人相模原・町田大学地域コンソーシアム)」を通じて募集した「町田市相原エリア魅力づくりコンテスト」に端を発した行事で、最優秀賞の“相原森の中の竹フェスティバル(女子美術大学)”を基礎に形を変えて発展させたものです。今回も「さがまちコンソーシアム」から加盟の近隣大学に向けた地域との協働の打診に応えて協力したものです。

なお、2016年の「相原エリア魅力づくりコンテスト」には多摩ボランティアセンターも応募しており、『地域交流「森カフェ」』と題した大学生と相原地域の方々との交流の場づくり企画で、優秀賞を受賞しました。2017年には町田市と地域団体から、受賞校2校の企画実現の働きかけを受け、女子美術大学と協働でアトラクションなども織り交ぜた合同企画、地域交流行事『あいはら“ワクワク”竹学校』を開催して今日に繋げています。

今回の開会行事、3月30日(土)18:30の点灯式では、主催の相原にぎわい創生プロジェクト(地域の活性化団体)、後援のさがまちコンソーシアム、相原地区連合町会、自治体では町田市観光まちづくり課などのほか、製作などに携わった大学、事業所関係者、地域の方々などが雨にも関わらず相原駅西口に集まってくださり盛大な点灯式となりました。この様子は東京新聞、JCOM、地域紙などの取材を受け、JCOMでは4月2日(火)17:00からのデイリーニュースで放映、武相新聞には4月6日(土)に記事が掲載されました。当日の様子はこちらにも掲載しています。


なぜ「竹」なの?・・・相原地区に多い竹を使った魅力づくりコンテスト企画が基礎になっているためです。豊富な素材(伐採の廃材でもあります)を使い、比較的加工しやすいことと合わせて、竹灯籠で夜を彩る今回の駅前行事に繋がりました。写真にあるように、大小さまざまな竹をデザインしてくりぬき、絵にしたり文字を映したりと様々な灯籠に灯を入れることができました。

近隣大学グループは地域団体が手配くださった相原中央公園内の作業小屋で3月初旬から竹の加工をはじめました。しかし初めての作業で、丸い穴を空けるのにも竹が剥がれる、割れるなどで作業は難航。点灯式前日の設営時にも仕上作業をしたいという声が上がる熱心さでした。

手作り竹灯籠は、地域の事業所や相原小学校5年生たちの作品なども加わり、大小さまざまの竹灯籠に暗くなると灯が入ります(5月大型連休までを予定)。中には芸術系大学有志グループの作品(孔雀)のような大作もあり、前出の地域の小学生が学校で作った作品などと合わせて作者も作品もバラエティーに富んでいます。

相原駅周辺においでの折は、ぜひ、竹灯籠などをご覧ください。暗くなっていれば手作りの「竹あかり」が、穏やかに光を放っています。近付いていただくと、苦心や工夫、失敗の跡がわかるのも素人の手造りならではと思います。

関連リンク

大学グループ製作風景①

大学グループ製作風景①

製作風景②(左は初めて見た機械「ジグゾー」で文字をくり抜いています)

製作風景②(左は初めて見た機械「ジグゾー」で文字をくり抜いています)

文字作品(デザイン紙を貼ってドリルとジグゾーでくり抜きます)

文字作品(デザイン紙を貼ってドリルとジグゾーでくり抜きます)

作品を作った相原小5年生の一人が来てくれました

作品を作った相原小5年生の一人が来てくれました

主催者代表の挨拶風景

主催者代表の挨拶風景

竹灯籠1(左は相原小5年生作、中央は地域団体作、右は芸術系有志作の孔雀)

竹灯籠1(左は相原小5年生作、中央は地域団体作、右は芸術系有志作の孔雀)

大学グループの作品群と観覧する方々

大学グループの作品群と観覧する方々

灯籠つくり、点灯式を手伝ったボラセン学生たち

灯籠つくり、点灯式を手伝ったボラセン学生たち