法政フォトジャーナル(2018年度)

【市ケ谷】〈学生スタッフVSPプログラム〉 街の緑を守ろう!~都市部における自然保護ボランティア~(11/17)を実施しました

  • 2018年12月07日
法政フォトジャーナル(2018年度)

市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフ(以下VSP)は11月17日(土)、「街の緑を守ろう!~都市部における自然保護ボランティア~」を実施し、9名の学生が参加しました。

現在、環境問題には世界的に大きな関心が寄せられていますが、その多くが地球温暖化や森林伐採、大気汚染といった、地球規模での問題に限られています。

この様な問題は早急に対応すべきではありますが、同時に身近な自然にも関心を抱くべきだと思います。私の住む町では、かつては数多くあった私邸の庭や空き地といった、生き物が住める環境が少なくなり、それに伴い昆虫やカエル、野鳥といった様々な種類の生き物が、街から姿を消したように感じました。

身近な自然を守れなくして、地球規模の環境問題は解決できないと思い、本プログラムを企画しました。

当日は、目黒区立中目黒公園のボランティア団体である有機クラブの会員の方々に、ご協力をお願いしました。

参加者は、汚れてもよい服装と軍手で、公園内でボランティアを行いました。男性の参加者は、公園内で栽培している作物に使う堆肥作りをしました。この堆肥は中目黒公園や目黒区内で得た、落ち葉を発酵させて作っています。落ち葉を掘り返し米ぬかを撒くなどして、発酵させる作業を行いました。

一方女性の参加者は、同じく公園で栽培されている作物に使う、肥料作りを担当しました。

この肥料は魚粉等身近にある有機性食品を混ぜて作った物で、農薬をほぼ使用しておらず、環境に悪影響を及ぼさないものです。参加者は魚粉をすり合わせたり空気を入れるなど会員の方たちの指示を受け作業しました。

これらの作業終了後、有機クラブの会員の方々に公園内を案内して頂き、開園から15年間、野菜や芝生、虫や鳥などが、多数のボランティア団体によって守られていることを学びました。園内で採れたシソで作ったジュースや有機みかんもご馳走になりました。

この活動は参加者からにも好評で、一年を通じて活動ができることもあり、来年以降も同様の企画を、実施していきたいと考えています。

法学部国際政治学科2年 正田 一成

《参加学生の感想》

今回のボランティアに参加して、普段見かけない植物を見ることができました。中目黒公園の落ち葉から堆肥をつくる環境循環は人々の環境意識の喚起にも助けになると思います。また機会があったら参加させていただきたいです。

文学部1年

公園内の植物の案内を受ける 

公園内の植物の案内を受ける 

ボランティアの方から作業の手順を教わる

ボランティアの方から作業の手順を教わる

有機性食品等を混ぜて肥料を作る

有機性食品等を混ぜて肥料を作る

落ち葉を掘り返し発酵させる

落ち葉を掘り返し発酵させる

園内で採れたシソジュース

園内で採れたシソジュース

有機クラブ」会員の皆さんと

有機クラブ」会員の皆さんと