法政フォトジャーナル(2016年度)

「東北・熊本震災復興支援募金」を実施しました

  • 2017年03月22日
法政フォトジャーナル(2016年度)

東日本大震災発災から約6年、熊本地震から約1年となる3月10日に、ボランティアセンター学生スタッフ「チーム・オレンジ」が中心になり、「東北・熊本震災復興支援募金」を実施しました。この活動は今年で6回目となります。昨年に引き続き法政大学の学生だけでなく、付属高校(法政大学女子高等学校)の生徒と共に総勢30名で行いました(大学生25名、高校生5名)。

天候に恵まれ、春めいた陽ざしの中、飯田橋駅前2ヶ所と市ヶ谷駅前2ヶ所の計4ヶ所で募金活動を実施しました。学生が呼びかけをしている中、足早に過ぎ去っていく人、子供の手をひきながらも募金をしてくれる人、帰宅途中に募金をする学生などの様々な姿がありました。
学生達が夕方まで声をはり上げ募金を呼びかけた結果、募金金額は合計で 163,448円となりました。これを4等分(40,862円)し、3月13日に岩手県・宮城県・福島県・熊本県が設置する復興支援義援金口座に全額寄付をいたしました。
募金活動の後、募金活動を行った各グループで、「募金活動を通じてきづいたこと、感じたこと」、「募金活動はいつまで続ければいいと思いますか?」、「あなたが被災地のために多額の予算を使える権限があるとしたら、どのようなことに使いたいですか?」という3つのお題についてディスカッションを行い、話し合った結果を各班5分で発表を行いました。

〇ディスカッション内容

募金活動を通じてきづいたこと、感じたこと

  • 呼びかけに気づいてくれ見てくれる人は多々いるが、「募金する」までに壁がある
  • 6年も経っているのに、募金をしてくれる優しい人がいる事に感動した
  • 募金を行うことで、改めて被災地支援について考えてもらえるきっかけになった

募金活動はいつまで続ければいいと思いますか?

  • 募金を今後継続するとしたら、規模を小さくして学内で行う事や、募金BOXを設置するなど新たな方法を考えるべき
  • 被災者の方が自活できるまで募金活動は実施するべき
  • 募金という形にこだわらず、復興支援について学生としてやれる事をやっていきたい

あなたが被災地のために多額の予算を使える権限があるとしたら、どのようなことに使いたいですか?

  • 被災地では高齢者が増えており、年齢の若い住民を増やすことが課題になっているので、イベントの企画や新しい作物の生産や観光スポットを作るなどしたい\
  • 心のケアが出来るコミュニティ施設を作りたい。若者が集う大学などの学びの場を作りたい。自立支援を目的とした職業訓練センターを作りたい。風評被害などの防止ため農作物などの安全性を広報したい
  • 熊本地震の被災者の中には、支援が行き届いている現状に、感謝する気持ちと同時に「とまどい」も感じている人がいる事を聞いたことがあったので外部からの過剰な支援はよくないと思う

参加した学生たちは、この募金活動を通して大学周辺で生活する人々の率直な意見を聞くことによって、震災の風化について身を持って感じるとともに、被災地支援の今後の在り方について改めて考えるきっかけになったようです。
市ヶ谷ボランティアセンターでは今後も被災地への復興支援を学生と共に行っていきます

市ヶ谷駅前で募金を呼びかける学生たち

市ヶ谷駅前で募金を呼びかける学生たち

募金をしてくれた方に感謝を伝えている様子

募金をしてくれた方に感謝を伝えている様子

飯田橋近辺で募金活動に賛同してくれた人と交流

飯田橋近辺で募金活動に賛同してくれた人と交流

グループディスカッションした内容をまとめる学生たち

グループディスカッションした内容をまとめる学生たち

募金を実施して感じことを発表する女子高等学校の生徒

募金を実施して感じことを発表する女子高等学校の生徒

今後の被災地支援の在り方について語る大学生

今後の被災地支援の在り方について語る大学生