法政フォトジャーナル(2016年度)

ピアネットシンポジウムを開催しました

  • 2017年01月12日
法政フォトジャーナル(2016年度)

12月3日(土)、市ケ谷キャンパス富士見ゲート5階 G502教室にて、「法政大学第2回ピアネットシンポジウム」を開催しました。本学学生、教職員のほか、他大学(名古屋大学、フェリス女学院大学、明治大学、横浜国立大学、立命館大学)の学生、教職員も参加され、76名の来場者がありました。

法政大学では、2012年に「ピアネット」を設立し、学生スタッフを中心としたピアサポート活動や学生企画プログラムの充実と連携を図ってきました。また、「ピアネット」では、学生スタッフに対して毎年2回の共通研修会を開催し、学生スタッフの成長を図るためのピアネットコンピテンシーを作成するなど、学生スタッフ間はもちろん、学生スタッフを抱える部局の教職員間の連携、情報共有を行っています。
2016年度第2回ピアネットシンポジウムは、第一部では立命館大学の沖裕貴先生(教育開発推進機構教授)の基調講演、第二部ではピアネット各団体の学生スタッフ活動の報告と意見交換をパネルディスカッション形式で行い、本学の「ピアネット」活動について、多くの方のご意見・ご感想をいただく機会としました。

第一部の基調講演は、沖先生から「法政大学のピアサポートに期待すること」をテーマに講演をしていただきました。本学のピアネット活動の原点でもある学生スタッフ活動の3つのメリット「支援される側の学生の喜びと成長」「支援する側の学生の喜びと成長」「教職員の喜びと業務の改善」を国内外での豊富なご経験、事例を織り交ぜながらご説明いただきました。また、他大学では学生スタッフを抱える部局間の連携がなかなか進まない中、本学のピアネットは、非常にうまくいっている事例として高い評価をいただきました。
第二部のパネルディスカッションでは、学生センター「KYOPRO」、ボランティアセンター「VSP」「チームオレンジ」、グローバル教育センター「グローバルデイ実行委員」、FD推進センター「学生FDスタッフ」、学習ステーション「学生スタッフ」の各団体によるプレゼンテーションと代表者による意見交換・質疑応答を行いました。目標に向かって組織をまとめ上げる難しさや、ピアサポート活動を続けることによって得られる喜び・成長等について、活発な意見交換をすることができました。
閉会挨拶に立った本学教育支援本部担当の佐藤常務理事からは、「みなさんが今日示してくれたことは、我々にはこんなことができる。学ぶことに境界はない。そしてそれは楽しくなければならない。」との言葉
が寄せられ、盛会のうちにシンポジウムは終了しました。
また、シンポジウム終了後には、富士見ゲート カフェテリア「つどひ」にて懇親会を開催し、学生スタッフ同士や教職員との交流を行いました。

来場者のアンケートからは、「他大学や海外の活動例を知ることができて勉強になった。」「各団体の発表や質疑応答を通して自分たちの団体の課題も見つかりました。」「ピアネットという枠組みの中、団体が存在し、シンポジウムを開催できることが羨ましいと感じました。参考にできる点が多くありました。」等の声が寄せられました。

参加した学生スタッフからは、「他のピアネット団体の企画や広報のやり方などを自分たちの活動にも生かしていきたいと思いました。」「他の団体のことをあまり知らなかったので発表を聞けて良かった。また、他大学の学生と交流ができて良かった。」等の声が寄せられました。

今後も各々のユニットにおける活動はもちろんのこと、ピアネット全体としての活動も積極的に展開していきたいと考えています。

基調講演をされる沖裕貴教授

基調講演をされる沖裕貴教授

各団体の個性豊かなプレゼンテーション

各団体の個性豊かなプレゼンテーション

パネルディスカッションでは苦労話や、やりがいについて率直な意見交換があった

パネルディスカッションでは苦労話や、やりがいについて率直な意見交換があった

閉会挨拶をされる佐藤常務理事

閉会挨拶をされる佐藤常務理事

カフェテリア「つどひ」での懇親会

カフェテリア「つどひ」での懇親会

参加した学生スタッフと教職員

参加した学生スタッフと教職員