法政フォトジャーナル(2016年度)

「ボートで行く水の街東京清掃ボランティア」を実施しました

  • 2016年12月02日
法政フォトジャーナル(2016年度)

10月30日(日)、ボランティアセンターでは、ボランティアセンター学生スタッフVSPによる企画で、「ボートで行く水の街東京清掃ボランティア」を実施し、20名の学生が参加しました。

大都市東京は多くの川や水路や運河が流れています。今回は実際にボートに乗って体感することで大都市の中でみおとしがちな「自然」というものを実感するとともに、その現状を知り、都会の中でも身近にある自然を守り、大切にする重要性を感じてもらうために、ボートでしか行くことが出来ない運河の護岸で清掃活動を行いました。

ボートに乗って東京の運河を移動するという普段経験できない貴重な体験をすることが出来、参加者もそれを楽しんでいました。また、船上ではNPO法人遊んで学ぶ自然倶楽部の方に運河や東京の水辺についての解説をしていただきました。
実際に清掃場所の護岸に到着してみると、そのあまりのごみの量に圧倒されている参加者がほとんどでした。東京の水辺の現状を理解していただけたのではないかと思います。

東京臨海部の雄大な風景に注目がいき、ごみの存在に気が付かない人はたくさんいると思います。しかし、東京の護岸には今もなお確実にごみが蓄積しており、それがボランティアの力によって処理され東京の水辺の美しさが維持されているということを今回のボランティアを通して参加者に理解して頂くことができました。この企画をきっかけに、今後ボランティアに自主的に参加してもらいたいです。

【ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)】
阿由葉 史弥(法学部法律学科2年)
下園 涼裕(法学部法律学科1年)
田中 芹奈(法学部法律学科1年)
清田 裕紀(法学部法律学科1年) 

参加学生の声

  • 普段から水辺に行く機会が少なく、これまでに東京湾に興味を持つことがなかったため護岸という場所がどのようなものなのか不明で、東京湾の真ん中に浮かんでいる島だというイメージを持っていました。しかし、実際に訪れてみると、想像していた場所とは少し異なっており、道路に面した場所だったので廃棄物が投棄されやすいのだと理解しました。ごみを回収していく中で、水辺にはとてもふさわしくない、衣類やDVDなどといった物も捨てられていて驚きました。
  • 実際に護岸に到着すると、多くのごみが落ちていることに気づきました。ごみは大きなものから小さなごみまで数多あり、その種類もペットボトルや発泡スチロール、ビン類、衣服類、サッカーなどのボールなど多種多様に及んでおり、実際に清掃を始めると、上陸した際に感じた量よりもはるかに量が多いということが分かり、拾っても、拾ってもなかなか減っていかないということに愕然とすることとなりました。時間内に完璧に清掃することが出来ないほどの量でした。

  • ボートに乗って隅田川を渡ったことはすごく新鮮であった。また、大量のゴミが流れ着いていることを目の当たりして、私たちが意識していないところに守るべき、改善すべき問題が存在していることを痛感しました。今回の経験を、環境について考え、守っていくためにいま見えている狭い範囲だけではなく、より視野を広げることに活かしたいと思いました。
参加学生が護岸に向うためボートに乗船

参加学生が護岸に向うためボートに乗船

集合写真

集合写真

東京の川辺を参加学生が見学

東京の川辺を参加学生が見学

護岸に漂着したゴミを拾っている様子

護岸に漂着したゴミを拾っている様子

広範囲にわたる漂着したゴミを手分けして 清掃

広範囲にわたる漂着したゴミを手分けして 清掃

NPO法人あそんで学ぶ環境と科学倶楽部より東京の水辺について説明を受けている様子

NPO法人あそんで学ぶ環境と科学倶楽部より東京の水辺について説明を受けている様子