法政フォトジャーナル(2016年度)

法政学への招待「大内総長とその時代」~ありがとう、511教室~

  • 2016年06月22日
法政フォトジャーナル(2016年度)

5月20日(金)5限、市ケ谷キャンパス55年館511教室にて、「法政学への招待」第7回講義「大内総長とその時代~法政大学と日本近現代史5」が開講されました。

511教室は、大内総長時代に建設された55年館にある大教室で、教室入口には大内総長の筆による『論語』為政篇の著名な一節「学而不思則罔、思而不学則殆」が掲げられています。この511教室は、現在進行している55・58年館建替え工事の中で、2016年春学期での授業を最後に解体されることが決定しており、講義内容に合わせて、大内総長ゆかりの教室に会場を変更して実施したものです。

本講義を担当された経営学部横内正雄教授は、1950年代がどういう時代だったかを、政治・経済のみならず庶民生活の変貌に焦点を当てて追った後、大内先生の経歴や総長として進めた事業、そして私たちに残したメッセージなどについて、画像や映像を使いながら丹念かつ簡潔に説明してくださいました。
また、本学の歴史の中で511教室が果たした役割についても、当時の新聞記事などを引用しながら、丁寧に講義されました。

最初で最後の511教室での受講となった受講生もおり、511教室の記憶が後世に受け継がれる機会にもなったようです。

※大内総長の筆による論語の一節「学而不思則罔、 思而不学則殆」は、2019年4月より使用開始する予定の南棟(仮称)に移設されます。

関連リンク

経営学部横内正雄教授による講義

経営学部横内正雄教授による講義

511教室入口にある大内総長筆『論語』の一節

511教室入口にある大内総長筆『論語』の一節