法政フォトジャーナル(2016年度)

ボランティア総合講座第1回「介助犬とのふれあいから学ぶ介助犬の一生ついて」を実施しました

  • 2016年05月23日
法政フォトジャーナル(2016年度)

市ケ谷ボランティアセンター主催で5月12日(木)、ボランティア総合講座第1回「介助犬とのふれあいから学ぶ介助犬の一生ついて」を実施し、26名が参加しました。

障がい者の社会進出と自立を促進するために、毎年多くの介助犬が育成されていますが、その頭数が年々増加をしていく一方で、介助犬を受け入れる社会自体の理解は十分とは言えません。お店や交通機関で利用を断られてしまうケースも多々見うけられます。介助犬をはじめとする補助犬についての法律や、一生を学び、介助犬に対する理解を深めることを目的とし、本講座を開催しました。

当日は、介助犬、日本介助犬協会の職員の方々に来校して頂き、初めに介助犬に育つまでの過程をお話して頂きました。その後、冷蔵庫を開けペットボトルをもってくる、会場内に隠した携帯電話を探してもってくる、靴や靴下を脱がすなどの介助犬のデモンストレーションを行って頂きました。

介助犬が生まれてから、リタイヤするまでの一生について、介助犬のデモンストレーションと交えてお話しして頂き、介助犬に対する理解を深めることができ大変有意義な講義となりました。

今後もこのようなプログラムを市ケ谷ボランティアセンターでは、企画していきます。
協力:日本介助犬協会

参加者の感想

  • 盲導犬はついてはある程度知っていたが、介助犬に関して知ったのが今回初めてでした。寿命が短いのではないか、不幸なのではないかと誤解されてしまっているのが現実だとは思いますが、今回の講座でそうでないと説明できるようになったので、まわりの方に伝えていきたいと思います。身体障害者補助犬法という法律がありながら、世間には受け入れられないというのも現状です。しかしレストランなどで介助犬の同伴を断ることは、その人の手足を奪うことと同じあるという言葉はまさにその通りだなと思いました。私がそのような現場を見つけたら、そっと背中を押せるよう力になりたいと思います。(法学部 1年)
  • 盲導犬に比べ介助犬は圧倒的に数が少ない現状を知り、少しでも支援したいと思います。落としたカギや小銭を拾ったり、冷蔵庫からペットボトルを持って来たり、携帯電話を探したりすることが出来るのを実際にみて驚きました。手足が不自由な方が介助犬によって「やりたいこと」を制限されずに心の負担が軽減されるという役割は大変大きく感じました。 (文学部 3年)
介助犬についての講義を受けている様子

介助犬についての講義を受けている様子

介助犬が靴下を脱がせている様子

介助犬が靴下を脱がせている様子

介助犬が飲料を取り出すため冷蔵庫を開けている様子

介助犬が飲料を取り出すため冷蔵庫を開けている様子

学生が隠した携帯電話を介助犬が匂いで探し当てた様子

学生が隠した携帯電話を介助犬が匂いで探し当てた様子

学生と介助犬のふれあいの様子1

学生と介助犬のふれあいの様子1

学生と介助犬のふれあいの様子2

学生と介助犬のふれあいの様子2