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2011年12月22日
11月24日(木)、市ケ谷キャンパスにおいて学生センター・課外教養プログラム「「WORLD CAFE」から学ぶ対話力」を実施しました。「ワールド・カフェ」とはアニータ・ブラウン氏とデイビッド・アイザックス氏によって1995年に開発・提唱された対話(ダイアログ)手法ですが、今や企業や大学などでコミュニケーションの向上に役立つとして注目されており「カフェのような空間でリラックスして気軽に話し合うことはお互いにオープンな気持ちで本音を語りやすい」と言われています。そしてワールド・カフェは、そのような雰囲気を大事としつつも、単なる「おしゃべり」に終わらないように対話の方法を体系化したもので、アイデアを出す以外にも答えのないテーマをもとに初対面の人と気軽に対話することによって、話すことの楽しさや、他者の意見を受け入れることなどを習得できると言われています。
今回「ワールド・カフェ」を開催するにあたり、「今の大学生に必要なもの」についてKYOPROスタッフで議論し、「大学生にとって仲間とは?組織とは?」というテーマを講師に提案しました。また、「リラックスした空間」を作るためにテーブルの配置・装飾・音楽の選定などを行い、当日に備えました。
当日はダイナミクス・オブ・ダイアログLLP社から講師をお迎えしました。まず始めに「ワールド・カフェ」の説明を行い、その後アイスブレイクとして「対話と会話の違いは?」というテーマで話し合いました。最初、参加者は皆口が固かったものの、「カフェ」の名の通り、用意してあったお菓子やジュースを手に、次第に会話も軽やかとなっていきテーマが深まってきました。休憩時間にもお菓子の置いてあるテーブルを囲みながら、自主的に参加者全員で身の上話などをし、自然と打ち解けていく光景を見ました。これもワールド・カフェの不思議な力なのかなと感じます。休憩後からはアイスブレイクで行われた「対話とは?」をもとに更にテーマを深めていきました。
ワールド・カフェは「数回ラウンド制」と呼ばれ、4人テーブル・1ラウンド20分で話し合い、次のラウンドでは1人を残して他のメンバーはテーブルを移動、別のテーブルで他の人と話し合うルールをとっています。1ラウンド目で「対話にはどんなメリットがあるか」といったことから始まり、次のラウンドでは「組織や人間関係で対話が進むとどんなメリットがあるか」といった具合に、ラウンドごとに内容が深まっていきました。
最後に「今回のワールド・カフェで印象に残ったこと」として、皆でポストイットに最低3つ以上書いて会場に設置したホワイトボードに貼り付けました。そこには、学生が今回感じた多種多様な「生の声」があり、皆でそれを共有することで、ワールド・カフェの目標である「他者の意見を受け入れる」という目標も達成できたと思います。その声を抜粋すると「オープン!こういうことを言ってもいいんだ」「対話ってポジティブ」「議論して相手を説得しても相手の気分は悪い」「対話=平等・相互理解」「相手の世界を受け入れることで、自分の世界が広がる」などでした。普段当たり前にできていると思い込んでいる「対話」をテーマに、皆で対話することで、より広く、より深く他者を理解することの重要性やそのために必要な心構えなどを考える、良い機会になったと思います。
今後、KYOPROが実施するプログラムにも、この「ワールド・カフェ」を取り入れて参加者間の交流を図り、より充実し、主体的に参加できるものにしていきたいと思います。今後のプログラムにもご期待ください。
【担当KYOPROスタッフ】
水野雄史(文学部・地理学科4年、グループリーダー)
勝木 萌(法学部・法律学科4年)
後藤真世(文学部・日本文学科4年)
高柳昌弘(法学部・法律学科1年)
利光亜莉沙(法学部・法律学科1年)
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