トピックス(2019年度以前)

経済学部に合格されたみなさんへ

  • 2019年01月31日
トピックス(2019年度以前)
学部長写真

合格おめでとうございます。長い受験勉強から解放され、晴れやかな気持ちでこのHPを読まれていることでしょう。皆さんと、皆さんをこれまで支えて来られたご家族の方々、そして、学校等の関係者の方々に、心よりお祝いを申し上げます。

法政大学経済学部は、1920年に創設され、これまで10万人以上の卒業生を多岐にわたる業種・業界に輩出して来た「歴史と伝統」をもつ学部です。皆さんが2年生となる2020年度は、法政大学経済学部創設100周年の年にあたります。皆さんをそのような法政大学経済学部の一員として迎えることができ、とても嬉しく思います。 

皆さんが学ぶ経済学は「社会科学の女王」と呼ばれ、現代社会の多様な問題を、俯瞰的な立場で、科学的に分析する学問であり、社会科学の中で唯一、「ノーベル賞」の対象となっている学問です。経済学を学ぶことによって、世の中の仕組みを本質的にとらえる眼、言い換えれば、「ものの見方」を養うことができます。ビジネス、金融、起業、公認会計士や公務員等、どのような職業に就いても役に立つ学問です。皆さんのキャリア形成にとって、経済学は大きな武器になることでしょう。 

でも、そのような経済学をどのようにすれば身に付けられるでしょうか。皆さんの中には、「玉琢かざれば器を成さず」という諺を耳にしたという方もいることでしょう。どれだけ優れた才能をもっていても、学問や修養を積まなければ、有用な人材にはなりえないといった先人の言葉です。法政大学経済学部は、難関入試を乗り越えられた皆さんのような優れた人材を、どのようにすれば「光放つように琢いていく」ことができるのか、カリキュラム改革を通じて、絶えず検討を重ねてきました。そして、そのような精神に基づいて抜本的に組み直した新カリキュラムを2016年4月にスタートさせ、さらなる改善も重ねています。皆さんが、法政大学経済学部の4年間を通じて社会で活躍できるリーダーとして成長するものと多いに期待し、お祝いの言葉とします。4月にキャンパスでお会いしましょう。

経済学部長 鈴木 豊