多摩キャンパス 自然と生物(報告書)

多摩キャンパスには、東京ドーム10個分の面積に相当する約46 haの森林が保存されています。
かつて「里山」として活用されていた森林の再生と保全のため、2008年度より森林実態調査を開始しました。

2008年度の植生調査の結果、多摩キャンパス周辺の森林は約32種の主要構成樹種からなり、優占種はコナラやクヌギであると判明しました。また、樹木の幹周囲長データにより樹木バイオマスは3753 tCと推定され、多摩キャンパス周囲の森林が約6255人分のCO2排出量に相当する炭素を蓄えていることがわかりました(土壌炭素も含めれば、さらに数倍の炭素蓄積が予測されます)。

2009年度は、樹木の年輪調査と動物の生息調査を実施しました。その結果、樹木の生長速度の鈍化が判明したほかカブトムシやクワガタ、タヌキなど多くの生きものの生息も確認されました。

2010年度は、土壌炭素貯留量を把握するために、土壌断面の構造を調べるとともに、土壌サンプルの採取・測定を実施しました。調査の結果、局所的ではありますが、多摩キャンパスの森林土壌の物理化学的特性について貴重なデータが得ることができました。

最終年度である2011年度は、多摩キャンパス林全体の土壌マップ作成に向けて、調査範囲を広げた土壌調査を2011年10月25日~11月4日に予定通り実施しました。その結果、森林土壌マップとして「法政大学多摩校地 土壌分析平面図」を作成することができました。そして、2008~2010年度までの調査結果と合わせた森林実態調査結果紹介パンフレット「法政大学多摩キャンパス 自然と生物」を発行しました。今後の里山保全や環境保全活動、環境教育・研究の基礎資料として活用する予定です。

以下、PDFファイルをご参照ください。