内田 俊一ゼミ(テーマ:ユダヤ論)

2016年04月01日

内田ゼミ概要

ユダヤに関する文献を読むことが中心になると思います。このゼミの担当者の専門は、ヨーロッパ、特にドイツ語圏におけるユダヤ人問題ですが、ヨーロッパのみに局面を限定せず、旧約聖書の時代から現代のパレスチナ問題に至るまでの、時代的にも地理的にも広い範囲から文献を選びたいと思っています。(ユダヤ人問題というと、非常に狭い特殊な問題だと思っている人が、日本人には多いかもしれませんが、実は歴史上のあらゆる時代、地球上のほとんどあらゆる地域と関わっている問題なのです。)また、特に近代のユダヤ人問題は、国民国家(nation-state)の発生やナショナリズムの問題ともつながってきますから、そのような問題を、自分自身の身に引き付けて考えるきっかけとなれば、とも思っています。(なお、ゼミでドイツ語は使用しません。)

ゼミの年間計画

あらかじめ一つのパターンを決めて、それに従って年間の授業を運営しようとは思っていません。むしろ学生諸君が主体的に参加して、自分の発想でゼミの形式を作っていってくれることを期待しています。とりあえず春学期は何か基礎的な文献(日本語の)を読むことになるでしょう。秋学期は主に学生諸君それぞれの関心に沿った研究発表が中心になると思います。書物だけではなく、問題を実感できるために、DVD等によってドキュメント映像や映画を見て議論することも、時々おりまぜて行くことになるでしょう。合宿は、皆の口のすべりをよくするために、できれば一度早めに行いたいところです。またほぼ毎年、広尾にあるシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)の見学に出かけています。さらに一部の希望者だけですが、以前はポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所等に見学ツアーに出かけていました。最近は不景気のためもあって計画が頓挫していますが、希望者が一定程度集まれば、再開できるかもしれません。

内田ゼミ 希望者へのメッセージ

大学とは、教師に教わるのではなく、学生諸君が自分で問題を発見して、それについて自分で考える場であって、教師の側は単にその手助けをするだけなのだと思います。従って参加する諸君が、自分たちで新たな場を作ろうという気概を持ってくれることを期待しています。

成績評価方法

本を読む場合は、担当個所を事前に割り当てて、レジュメを作って報告してもらいます。秋学期は主に、参加者それぞれの関心に応じたテーマ発表ということになるでしょうが、それらの報告・発表と討論への参加状況を平常点とし、年度末に提出してもらうレポートと合わせて評価します。

ゼミ生からのメッセージ