水野 孝昭ゼミ(テーマ:戦争とメディア)

2016年04月01日

水野 孝昭ゼミ概要

戦争は多くの人々の生死にかかわる最大のニュースです。ナショナリズムが高揚すると、メディアは愛国心をかきたて「敵」への憎しみを煽るためのプロパガンダの装置となりがちです。その流れに抗して戦場の実態や時代の全体像を提示して、人々が冷静な判断をできるように努力するのがジャーナリズムの役割です。
これは戦時中だけの話ではありません。イラク戦争への自衛隊派遣、福島原発事故、従軍慰安婦報道や領土問題など、今の日本でも現在進行形で起きていることです。
このゼミは①新聞、テレビから映画や音楽に至るまで様々なメディアが戦争をどう記録して、どう表現してきたかを調べる②そうしたメディアが人々の戦争に関する記憶をどう形作り、今のナショナリズムとどうかかわっているかを考察する③戦争を含む人の命にかかわるテーマについて、自分たちで取材してまとめる、という3点を目指します。

ゼミの年間計画

前期は、ナチスのプロパガンダ、「大本営発表」、ヒロシマ報道、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争 対テロ戦争などを事例に、国家による情報操作と報道する側の緊張関係を考えていきます。新聞・雑誌だけでなく、カルチュラルスタディーズの視点から過去の映画、広告など多彩なメディアを対象に取り上げます。後期は、参加者がそれぞれテーマを決めて「取材」をして記事にまとめます。年度末にはゼミ合宿をして、現実の国際紛争に基づいてシナリオを作って、各国や報道機関の役割を分担するロール・プレーイング・ゲーム(RPG)を実施します。

水野 孝昭ゼミ 希望者へのメッセージ

このゼミは今年度開講なので、参加者の皆さんが自分たちで作り上げていくゼミです。講師は元朝日新聞記者としてベトナムや米国で取材をしてきました。「戦争」と「メディア」というキーワードが関われば、どんなテーマに取り組んでもOKです。重いテーマを、楽しく学んでいきましょう。

成績評価方法

 ゼミへの参加度合いとレポート(RPGのシナリオ作成を含む)