犬塚 元ゼミ(テーマ:ヨーロッパ政治思想史、政治学史、政治理論史)

2016年04月01日

犬塚ゼミ概要

*ヨーロッパ政治思想史のゼミです。ヨーロッパ政治思想史に関連する文献を読んで、ディスカッションすることが、ゼミの活動の基本となります。古典(例えばルソー『社会契約論』やプラトン『国家』など)や、現代の文献を素材にして、(1)文献を適切に理解する、(2)文献に関連するテーマについて検討・討論する、ことを行います。文献読解という方法を通じて、政治について検討をおこなうことが、究極の目的です。ひろい意味での政治や政治学に関連する一切が、ゼミで扱う可能性のあるテーマです。

*取り扱う文献は、現時点では未定です。科目の性質上、ヨーロッパの人々が書いた文献を読むことが多くなりますが、基本的に、日本語訳を使用します。政治思想史の文献(とくに古典)を読むことは、そんなに容易なことではないので、最初は無理のないように、徐々に読解とディスカッションのスキルアップを行っていきます。

*したがって、本を読むこと、自分と意見の違う人とディスカッションすること、政治について考えること、をしたくない人にはまったく不向きなゼミです。しかし、本を読むこと、ディスカッションすること、政治について考えることが、現状では苦手であっても、ぜひとも大学在学中にスキルアップしたい人は大いに歓迎します。

*2016年度に着任したため、2017年度のゼミが初代ゼミとなります。

*これまでに勤務してきた大学でのゼミと同じように、わたしのゼミでは、「積極的に取り組むこと」、「自由に気兼ねなく発言・対話をすること」がゼミの「正義」です。「真剣さを揶揄すること」、「フリーライドすること(予習せずにゼミに参加すること、ゼミのディスカッションに貢献しないこと)」は、大いなる「不正義」です。自由に発言・討論できる学問・研究の楽しさを味わえるようにしたい、と常に考えていますが、同時に他方では、「大学時代はゼミが大変だった」、「大学で真剣に取り組んだのは、ゼミ(だけ?)だった」と卒業後に思い出せるような、きちんとしたガクモンをやりたい、とも考えています。前任の東北大時代のゼミの様子については、東北大法学部のウェブサイトに学生による紹介記事が残っていますので、参考にしてください。(ホーム>教育活動>授業紹介)<http://www.law.tohoku.ac.jp/education/course/>※東北大法学部のウェブサイトにリンクしています。

ゼミの年間計画

*1年間を通じて、政治思想史にかかわる文献の読解、ディスカッションをおこないます。
*親睦会や合宿の開催も予定しています。

犬塚ゼミ 希望者へのメッセージ

*公開ゼミについて(補足)
2016年度は法学部のゼミを開講していませんので、残念ながら、公開できるゼミがありません。しかし、ゼミの様子について知りたい場合もあるはずですから、犬塚が秋学期に担当している総合科目のゼミ(「政治思想」)の見学を可とします。11月16日、23日水曜の4時限目(15:10-16:40)、BT0804(直接に教室に来てください)。ごく簡単なかたちとなりますが、ゼミ終了後には、ゼミ参加学生から情報提供・質疑応答も可です。

*政治について考えるのに、そもそも、なぜわざわざ古臭い古典を読む必要があるのでしょうか。時代・地域を異にする(つまりは暗黙知を共有することの少ない)過去の作品を丁寧に読解することは、われわれが他者を理解する能力を高める最も簡便な方法です。そして、他者を理解することは、実は、自分をよりよく理解することです。つまり、過去の政治思想や政治を理解したとき、われわれは、われわれの時代やその政治をこれまでとは違った角度から観察できるようになります。

成績評価方法

*平常点(レジュメやディスカッションにおける理解度、ディスカッションへの貢献)。
*基本的に欠席・遅刻・早退をせずに毎回出席することが、成績評価の前提となります。