特集 ~学生・修了生インタビュー~

法政大学を卒業後、大学院に進学した方の声

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特別研究員という肩書に恥じない
よう、次の世代につながる研究を

山口 剛
人文科学研究科 心理学専攻
博士後期課程3年

日本学術振興会 特別研究員 DC1 採択中

効率の良い勉強方法や動機づけの仕組みを探究

「勉強のやり方が分からないから、勉強がつまらない」。大学の時、アルバイト先の塾で教えていた中学生から言われた言葉をきっかけに、学習成績や本人のやる気を上げる方法について考えるようになりました。ちょうどその頃、現在の指導教員である藤田先生の授業で教育心理学という分野に出会い、専門家になって多くの生徒・学生に役立つ知見を提供したいと決意。その後大学院に進学し、中高生を相手にしたフィールドワーク=「実践」と、法政大学大学院の伝統とも言える「実験」の両方のアプローチから、効率的な勉強の仕方、学習に対するやる気、自分自身を把握・調整する能力、記憶などについて研究を進めています。

あらゆる面で研究に専念できる環境

一口に心理学と言っても多くの領域がありますが、本専攻にはさまざまな分野を網羅する先生方が在籍されています。自分とは異なる分野の先生の指摘を受け、新しい視点で自らの研究を見つめ直すことで、より高精度な研究に取り組めていると感じます。また先生だけでなく、各研究室の大学院生とコミュニケーションをとる機会が多いのも良い刺激になっています。

設備面においても、研究室の他に実験室がたくさんあり、自分がやりたい、試したいと思ったことをすぐ実行できる環境があります。また法政大学出身者は入学金が免除されますし、学費も比較的リーズナブルなので、その分を研究活動に充てることが可能です。学会発表や論文誌への投稿に関する助成金も充実しており、院生同士で話していても助成制度に助けられているという声はよく聞きますね。海外の学会参加や英語での論文執筆など、活発な研究活動につながっていると思います。

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先生のサポートのおかげで特別研究員に採用

現在は、独立行政法人日本学術振興会が実施している特別研究員という立場で研究を続けています。これは若手研究者に研究に専念する機会を与えるもので、博士課程後期1~3年目まで生活費及び研究費の助成が受けられます。もともと学部生時代にこの制度を知って藤田先生に相談したところ、申請を見据えて丁寧に卒業論文指導をしてくださいました。卒業論文を査読誌に投稿するなど準備を重ねた結果、無事採用に。これまで複数回の海外渡航やソフトウェア購入などを行い、研究効率が上がったことを実感しています。また肩書に恥じないようにとの思いから、人の役に立つ、次の世代につながる研究をしたいという意識も強くなりました。

探究・検証したいと思う分野に出会えるのは素晴らしいことだと思います。大学院進学は、大学4年からでも、あるいは社会に出てからでも、いつ決意しても遅すぎるということはありません。大切なのは、覚悟を決めてすぐ行動に起こすこと。研究の難しさ、そしてその向こうにある面白さが待っています。